79番妙楽寺について
78番福生寺から約1.4㎞の場所にあるのが妙楽寺。
妙楽寺は、知多四国霊場を開創した亮山阿闍梨が十三世住職を務めました。
また、厄除や開運に霊験あらたかな弘法大師、別名金弘法が祀られていることでもよく知られています。
では、知多四国79番妙楽寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国七十九番白泉山妙楽寺真言宗豊山派の基本情報
本尊 | 大日如来(だいにちにょらい) |
---|---|
開山 | 賢秀(けんしゅう)上人 |
開基 | 不詳 |
御本尊真言 | おん あびらうんけい ばざらだど ばん |
御詠歌 | 磯辺ふく 松風の音も 妙楽寺 波はしつやか 光るたのしさ |
住所 | 〒478-0017 愛知県知多市新知下森29 |
電話番号 | 0562-55-3510 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 名鉄古見駅から約0.2㎞ |
札所までのアクセス | 78番福生寺から約1.4㎞/開山所妙楽寺はすぐ隣 |
地図 |
妙楽寺のミニ由来
- 明徳元年(1390年)創建。
- 後花園天皇の勅願所として開創された。
- 知多四国霊場の開創者亮山阿闍梨が十三世住職を務めた。
- 境内に亮山阿闍梨を祀る開山堂が建てられている。
由来を深掘りしてみた
妙楽寺が創建されたのは明徳元年(1390年)ですので、歴史的背景を紐解いてみると、南北朝の争いが終わる2年前ということになります。
約半世紀に渡る戦乱が続く中、社会が大きく変容していった時代でした。
守護大名や地方の領主が力を付け、所によっては農民が惣などの自治組織を作って団結するようになりました。
このように社会が大きく変化していく中、妙楽寺は創建されたということですね。
それでは、実際に79番妙楽寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る妙楽寺
車は、門のすぐ手前にある駐車スペースに停められます。
「知多四国79番 開山所 妙楽寺」と彫られた、立派な石柱を通り過ぎ、境内へと進むと、
大きな修行大師像と亮山阿闍梨像が鎮座しているのが目に飛び込んできました。
本堂
いぼ地蔵
本堂前には、400年以上前に地蔵池から出た「いぼ地蔵」が祀られています。患部を石で撫で、治ったら石を倍にして返すことになっています。
知多四国霊場には、ここ妙楽寺のように、池から上がったお地蔵さんが数多くあります。例えば、常滑市にある62番洞雲寺では、池の中より出現した阿弥陀如来坐像を本尊として建立されました。
62番洞雲寺は、戦国時代に寺院が焼失してしまいました。後年になって、御嶽の池を改修していた際、池の中から阿弥陀如来が出てきました。洞雲寺の御本尊は、その阿弥陀如来で現在常滑市の文化財に指定されています。
いぼ地蔵の向こうに、79番妙楽寺の弘法堂と開山堂が建っています。向かって左側が79番妙楽寺の弘法堂です。
こちらが弘法堂。
弘法大師の石像が祀られています。別名「金弘法」といい、開運、厄除に霊験があるといいます。
本堂、弘法堂の参拝を終えましたので、そのまま開山所の弘法堂をお参りします。
79番妙楽寺から開山所妙楽寺へのルート
隣接しています。
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最後に・・・
長年の持病である「腰痛」を、少しでも軽減していただけるよう、石で腰を撫でさせていただきました。完治はしていませんが、痛みが和らいできましたので、倍の石をお返しするため、近々妙楽寺を訪れたいと思います。
因みに、いぼとり地蔵は常滑市にある64番宝全寺にもありますよ。
64番宝全寺の境内には小さなお堂がたくさん並んでいます。地獄の様子を複数の掛け軸に描いた「地獄絵図十三軸」は毎年8月15日に御開帳されます。また真向かいにある「お茶の寿園」は、地元の人たちが目の不自由な人達のためにと作ったふれ愛弘法があります。
以上【知多四国79番妙楽寺の由来・見どころ・回り方(いぼ地蔵など)】でした。