62番洞雲寺について

洞雲寺 桜

61番札所高讃寺から洞雲寺までは約1.5㎞。
行き方も非常に分かりやすいため、迷ってしまうこともまずないと思われます。
では、知多四国62番洞雲寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第62番御嶽山(みたけざん)洞雲寺(とううんじ)西山浄土宗の基本情報

本尊 阿弥陀如来
開山 善海法師(ぜんかいほっし)
開基 不詳
御本尊真言 おん あみりた ていせい から うん
御詠歌 東浦 日間賀しの島 西浦に 大師の垂水 あ利がたくうく
住所 愛知県常滑市井戸田町2-37
電話番号 0569-35-2705
ホームページ http://park23.wakwak.com/~touunji/
公共交通機関 名鉄常滑駅よりバス「樽水」下車東へ0.5㎞
札所までのアクセス 61番札所高讃寺から約1.5㎞/64番札所宝全寺まで約2.5㎞
地図

洞雲寺のミニ由来

  1. 天文6年(1537年)、61番高讃寺が兵火からの難を逃れるため、池や田畑に仏像を避難させた。
  2. 後年、御嶽池に埋められていた阿弥陀如来坐像が出現。洞雲寺は、その阿弥陀如来を本尊として建立された。
  3. 弘治元年(1555年)開山。
  4. 昭和時代の初めころ、重い胸の病気を患っていた名古屋在住の木村徳蔵氏が、納経帳で胸を撫でられながら「我は62番の大師なり」との夢告を受けた。
  5. 翌日家族に参拝に行ってもらったところ、症状が和らぎやがて全快。以来洞雲寺の弘法大師は、「むねなで大師」として知られるようになった。

由来を深掘りしてみた

天文6年(1537年)、61番高讃寺が池や田畑に仏像を埋めたのは、織田氏と今川氏からの戦火を逃れるためだったといわれています。
と聞くと、戦国大名は神仏への信仰心がまるでなかったと思われがちですが、実は全くの逆で篤い信仰心を持つ大名が多かようです。
戦国大名は、戦乱の中、領国を守り広げていくには、時として家族関係をも壊していかなければならなかったため、
その精神的な苦しさから逃れるため、神仏への信仰心を駆り立てたそうで
例えば、

  • 毛利元就=厳島大明神
  • 上杉謙信=毘沙門天
  • 武田信玄=諏訪大明神

を信仰していたといわれています。
但し、織田信長だけは神仏も迷信も信じなかったとされています。
それでは、実際に洞雲寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る洞雲寺

石柱門を通って境内へと進みます。車は境内にも停められますが、裏側に専用の駐車場があります。
洞雲寺 駐車場

本堂を背景に綺麗に咲き誇る桜の花
洞雲寺 桜

本堂には阿弥陀如来が祀られています。阿弥陀如来の右膝は、掘り起こされたときに付いた鍬の痕があるとのこと。
洞雲寺 阿弥陀如来

こちらが本堂に祀ってある寧護大師(ねこだいし)です。
洞雲寺 寧護大師

洞雲寺の見どころ(寧護大師)

造形作家小澤康磨氏作の寧護大師。表が猫の姿をしたお大師様、裏にも合掌をする猫が刻まれていますがそれが私たちで、表裏合わせ「同行二人」の姿をしているそうです。ちなみに鰹節をご供養するとご利益があるとか・・・

洞雲寺の弘法大師は「むねなで大師」として篤い信仰を集めています。
洞雲寺 むねなで大師

弘法堂から本堂へと続く石段の新緑が眩しかったです。
洞雲寺 新緑

半田市にある20番龍台院の境内も、桜やイブキなど沢山の木々に包まれ、時の経つのを忘れるほど素敵な空間です。どうぞご覧になってみてください。

参拝を終え御朱印をいただきましたので、次は宝全寺へ向かいます。

62番洞雲寺から64番宝全寺へのルート

「阿野町3丁目」を右折です
宝全寺アクセス

同じく突き当りにあるスギヤマのある交差点「奥条4丁目」を左折です
宝全寺アクセス

矢印の通り、シルバーの車と同じ道を入っていきます
宝全寺アクセス

数百メートル走ると到着!駐車場は山門のすぐ隣にあります。広くないので端に停め一台でも多く停められるようにしましょう
宝全寺アクセス

近くにある飲食店

【ピッツェリア ラ・フォルナーチェ】
愛知県常滑市奥栄町1-130 INAXライブミュージアム
0569-34-8282
【待夢(たいむ)】
愛知県常滑市阿野町4丁目46

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最後に・・・


寧護大師 ご利益得ようと 鰹節 準備したのに 家に置き忘れ

寧護大師には、鰹節をお供えするとご利益があるとの情報をキャッチし、事前に用意していたのですが、何故か忘れるという大失態・・・。

以上【知多四国62番洞雲寺の由来・見どころ・回り方(寧護大師=鰹節など)】でした。

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