75番誕生堂について
正法院の境内から続く急な石段を上ると、そこが75番札所誕生堂。
御本尊には弘法大師が祀られています。
では、知多四国75番誕生堂について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国第七十五番雨宝山(うほうざん)誕生堂真言宗豊山派の基本情報
本尊 | 弘法大師(こうぼうだいし) |
---|---|
開山 | 不詳 |
開基 | 不詳 |
御本尊真言 | なし(弘法大師が御本尊で、仏は安置されていないため、御本尊真言はありません) |
御詠歌 | 何時までも 色は香へど 弘法の 徳は言葉の 花ぞ目出度し |
住所 | 〒478-0015 愛知県知多市佐布里地蔵脇30 |
電話番号 | 0562-55-3043(正法院) |
ホームページ | |
公共交通機関 | 知多バス「佐布里保育園」から約0.2㎞ |
札所までのアクセス | 73番正法院からすぐ/74番密厳寺まですぐ |
地図 |
誕生堂のミニ由来
- 誕生堂の名前は、本四国霊場75番善通寺が弘法大師生誕の地であることに由来する。
- 知多四国霊場開創当寺、75番札所は如意寺一山の泉蔵坊に置かれていた。
- しかし明治6年、泉蔵坊は無住無檀を理由に廃寺。
- そこで如意寺の本坊である正法院境内の山上に、堂が建てられ大師像が安置された。
- その堂が今の誕生堂。
由来を深掘りしてみた
弘法大師空海が生まれになったお寺が、本四国霊場にある75番札所善通寺で、誕生堂の名は、その善通寺と同じ札所番号であることが由来となっているですね。
ところで善通寺とは、どんなお寺なのでしょうか?
善通寺のホームページがありましたので、詳細はこちらからご確認ください。
ご覧いただけましたでしょうか?
ホームページを拝見し、個人的に一番魅力的に映ったのは宿坊です。
境内にある宿泊施設ですので、部屋から境内を眺めながら、ゆっくりと旅の疲れを癒すことができそうですよね。
それでは、実際に誕生堂を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る誕生堂
誕生堂は、73番正法院の境内から続くこちらの階段を上っていきます。
階段下には「第七十五番札所」と彫られた石柱が建っています。
階段を上がった真正面に建つ御堂には、
弘法大師像が安置されています。
誕生堂は高台にありますので、佐布里の町を一望することができます。
佐布里五寺の中で最も高台に建つ誕生堂。ここから望む景観は、なかなかの見ものですよ。
次の札所74密厳寺は、こちらのスロープ状の参道を下ると左手にあります。
75番誕生堂から74番密厳寺へのルート
隣接しています。
近くにある飲食店
77番浄蓮寺と同じになりますので、詳細は下記をご覧ください。
77番浄蓮寺は、昭和17年に宗教団体法が施行され全国的に寺院の法人化がすすめられた際に浄蓮寺となったとのこと。また七十七歳の喜寿という語呂合わせから、七十七番には「長寿箸」「中風除箸」があります。
知多四国のおすすめ本
このブログを作りにあたって、たくさんの知多四国に関する本を参考にさせていただきました。その中でも特におすすめの書籍等を厳選し、ご紹介させていただきます。
→知多四国のおすすめ本
最後に・・・
五ケ寺がある佐布里の町は、戦前から梅の名所として知られています。今も梅のジーズンが近づく、とテレビ等で毎年特集が組まれ紹介されています。
誕生堂の境内からは、そんな梅の里、佐布里を一望できるスポットです。
以上【知多四国75番誕生堂の由来・見どころ・回り方(佐布里・梅の里など)】でした。