85番清水寺について

清水寺 本堂

清水寺は、塀や門などがないため、誰もが、いつでも、気軽にお参りできるイメージを抱かせてくれるお寺です。
ご本尊聖観世音菩薩は、火伏の観音様として信仰が篤く、30年に一度御開帳される秘仏です。
では、知多四国85番清水寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国八十五番慈悲山(じひざん)清水寺(せいすいじ)浄土宗の基本情報

本尊 聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
開山 順蓮社清誉浄和比丘(じゅんれんじゃせいよじょうわびく)
開基 不詳
御本尊真言 おん あろりきゃ そわか
御詠歌 御仏の 功徳流るる いわ清水 汲みて心の 穢れ洗わん
住所 〒476-0003 愛知県東海市荒尾町西川60
電話番号 052-603-2988
ホームページ
公共交通機関 名鉄新日鉄前駅から約2.5㎞
東海市循環バス「平洲小学校前」から約0.2㎞
札所までのアクセス 86番観音寺から約1.9㎞/84番玄猷寺まで約1.4㎞
地図

清水寺の由来

  1. 本尊の聖観世音菩薩は慈覚大師の作とされている。
  2. 元禄年間(1688年~1704年)火事に遭い全焼した家があったため、村人が丸根にあった清水寺の観音像を当地に迎え、堂宇を建立した。
  3. 元禄8年(1695年)丸根から荒尾に移った。
  4. 以来、この村から火難がなくなったため「火防せの観音様」として篤く信仰されるようになった。

由来を深掘りしてみた

村人が丸根にあった清水寺の観音像を荒尾にお迎えし、観音像祀る堂宇を建立したのが元禄年間。
丸根から荒尾に移ったのが1965年ということですが、その頃の日本では、一体どんなことがあったのだろうかと疑問を抱き、日本史を調べてみたところ、
紀行文「奥の細道」や「古池や蛙飛び込む水の音」の俳句で有名な松尾芭蕉が、旅を重ねながら独自の世界観を作り上げているときでした。
もしこの時代に松尾芭蕉が当地を訪れ、清水寺の火伏の観音様の霊験を聞いていたとしたら、どんな句を詠んだのだろう?と一人想像してしまいました。。。
それでは、清水寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る清水寺

清水寺は山門や石柱門、垣根や塀もなく開放的な境内。車も道路に面した敷地内に停めるようになっています。
清水寺 駐車場

大きな観音像が参拝者を出迎えてくれます。元禄8年以降、火難がなくなったと伝わります。
清水寺 観音像

半田市にある番外海蔵寺では、かつて高野山で大火が発生したことをいち早く通見!祈祷しながら庭に水をまき消し止めたことから、高野山主より「蓮糸の法衣(れんしのほうえ)」が贈られたとのこと。


そして知多市にある76番如意寺は、「雨乞いの本尊」として数多くの霊験が伝えられていますよ。

本堂
清水寺 本堂

御本尊聖観世音菩薩と弘法大師が祀られています。
清水寺 弘法大師

天女が彫られている本堂の欄間
清水寺 欄間

清水寺の見どころ(天女が舞う本堂の欄間)

昭和63年再建の本堂の欄間には、天女が優雅に舞っています♪淡いブルーやピンクの色が、天女のかわいらしさを惹き立てています。

本堂に隣接して建つ小さな御堂には、地蔵菩薩と役行者像が祀られています。
清水寺 御堂

南知多町にある46番如意輪寺も清水寺と同様、敷地と道路を隔てるものがないため、誰もが気軽に参拝できるような雰囲気のあるお寺ですよ。

参拝を終え、納経所で御朱印を頂きましたので、次は玄猷寺へ向かいます。

85番清水寺から84番玄猷寺へのルート

清水寺から玄猷寺までは、およそ1.4㎞。清水寺前の道路以外、狭い箇所はないですし、比較的短距離で分かりやすいルートです。

清水寺を右に出て止まれを左折します。
玄猷寺 ルート

「北見田」の交差点を左折です。
玄猷寺 ルート

「後田」の交差点を右折
玄猷寺 ルート

「伏見一丁目」を左折
玄猷寺 ルート

「姫島」を右折します。
玄猷寺 ルート

直進すると、左手に玄猷寺の大きな駐車場が見えてきます。
玄猷寺 ルート

近くにある飲食店

【長浜豚骨ラーメン 一番軒 東海富木島店】
愛知県東海市富木島町外面2-1
052-693-5700
【珈琲屋らんぷ 東海煌店】
愛知県東海市富木島町北屋敷1-1
052-604-5600
【岐阜タンメン 東海店】
愛知県東海市荒尾町祢崎105
052-601-2525

ホテル代やレンタカー、ツアー料金は現金でのお支払いですか?

同じ金額を支払うのであればクレジットカードのほうが、ポイントが付いたり特典も貰えるのでお得ですよ。
旅行におすすめのクレジットカードはこちら↓
楽天プレミアムカード

最後に・・・


清水寺 本堂欄間 見てみれば かわいい天女 優雅に舞っている

本堂の欄間には、かわいらしい天女がまるで空を舞っているかのよう。清水寺のご住職もとても優しそうな素敵な方でした。

知多四国霊場は他にも、欄間や天井に人々を惹き付ける、素敵な装飾が施されている寺院があります。69番札所慈光寺の弘法堂天井には「花鳥風月図」が、

そして73番札所正法院本堂の天井には「龍と花鳥風月」が描かれています。

以上【知多四国85番清水寺の由来・見どころ・回り方(天女が舞う欄間など)】でした。

86番観音寺のページへ   トップページへ   84番玄猷寺のページへ