番外浄土寺について
師崎港から浄土寺までは約2.6㎞の道のり。
国道247号線を内海方面へ走ると、右側に浄土寺の看板が見えてきますので分かりやすいです。
海水浴シーズンは大変混みあいますので、心と時間に余裕を持って運転していきましょう。
では、知多四国番外浄土寺について、具体的な情報を見ていきす。
知多四国青泰山(せいたいざん)番外浄土寺曹洞宗の基本情報
本尊 | 薬師如来 |
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開山 | 亀岳鶴翁大和尚(きがくかくおうだいおしょう) |
開基 | 天野兵左衛門(あまのひょうざえもん) |
御本尊真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
御詠歌 | 波の音 みのりのこえぞ 小佐の崎 浮かぶ心の 亀ぞまつれる |
住所 | 〒470-3412 愛知県知多郡南知多町豊浜小佐郷1 |
電話番号 | 0569-65-0359 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 海っ子バス「小佐」からすぐ |
札所までのアクセス | 師崎港から約2.6㎞/40番影向寺まで約3.8㎞ |
地図 |
浄土寺のミニ由来
- 明治42年、開山の亀岳鶴翁大和尚が、霊亀が白髪の老人になって現れる夢を3度見て、小佐の海岸に打ち上げられたアオウミガメを龍亀大菩薩として祀ったことから、浄土寺は「お亀さん」の名で親しまれている。
- 龍亀大菩薩を祀る別堂には、霊亀にまつわる経緯と亀の写真が掲げられている。
- 打ち上げられた亀を、原寸大で再現した『龍騎大神』が境内に安置されている。
- 浄土寺の大師は、開運出世や育児などをご守護くださる「手引弘法大師」
別の角度から由来を深掘りしてみた
海岸に打ち上げられたアオウミガメを龍亀大菩薩として祀ったのが明治42年。
この頃日本は、明治27年の日清戦争と明治37年の日露戦争に勝利したことから、世界の強豪国の仲間入りをしました。
そして、これらの戦争は、アジアを侵略する序章にすぎず、それから間もなく明治43年に日本は韓国を併合しました。。。
このような時代背景の中、「お亀さん」の由来ともなった、アカウミガメが龍亀大菩薩として祀られたということですね。
それでは、実際に浄土寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る番外浄土寺
車は浄土寺境内に駐車できます。
手引大師龍亀大菩薩と彫られた石柱を通って境内へと進みます。
花壇に綺麗な花が植えられていました。
先程の「手引大師龍亀大菩薩」こちらの「新四国龍亀霊場」とあるとおり、浄土寺は亀と関わりの深い神社です。
境内に入って右側に石像がたくさん並んでいましたが、
かわいらしい亀を発見しましたので記念に
更に進むと右側にひときわ大きな亀が
こちらが、打ち上げられた亀を原寸大で再現した龍騎大神です。
それにしても大きいです。
知多四国霊場には、亀が祀られている寺院が数多くあります。例えば、武豊町にある24番徳正寺には、「お亀さん」の名で親しまれている延命無量慶亀尊天が祀られています。どうぞご覧になってみてください。
24番徳正寺の御本尊大通智勝仏は秘仏です。地蔵堂には子授けと子どもの健やかな成長を願った千体地蔵が祀られています。そして、大きなウバメガシを通り過ぎると弘法堂。弘法大師が私たち、参拝客を出迎えてくださいます。
奥に写っているのが本堂、右手前に建っているのが龍亀菩薩が祀られている別堂です。
本堂には本尊薬師如来と
弘法大師が祀られています。
こちらが別堂に祀られている龍亀大菩薩
「お亀さまの御石」や、延命長寿、交通安全、家運隆盛、進学成就の「お亀さんお守り」がありました。
「お亀さまの御石」購入させていただきました。
中には純白の石が入っていました。お亀さまを念じながら患部を撫でるとおかげがいただけるとのこと。以来毎日腰を撫でています^^
境内に、龍亀大菩薩を「等身大」で再現した、ひときわ大きな亀の石像が安置されていますが、亀の甲羅には「奉大海龍大神」の文字が彫られています。必見の価値ありです♪
番外浄土寺から40番影向寺へのルート
R247を美浜方面へ直進すると影向寺の看板が見えてきます。道幅が狭く交通量も多いため、十分注意してください。
影向寺の看板が見えてきたら右折します。
駐車場に到着するまでの道はそれほど広くないですが、駐車場は複数台停められます。
近くにある飲食店
【まるは食堂旅館 南知多豊浜本店】
愛知県知多郡南知多町豊浜峠8
0569-65-1315
知多四国のおすすめ本
このブログを作りにあたって、たくさんの知多四国に関する本を参考にさせていただきました。その中でも特におすすめの書籍等を厳選し、ご紹介させていただきます。
→知多四国のおすすめ本
最後に・・・
中学生で腰を痛めて以来、ずっと腰痛に悩まされていますが、「おかめさんの御石」で毎日々々腰を撫でていますので、きっと治るんじゃないかと期待は膨らむばかりです!
そういえば、お亀さんは、武豊町にある24番徳正寺や、美浜町にある開山所葦航寺でも祀られていましたね。知多半島の寺院は、亀にまつわるものが多いようです。
以上【知多四国番外浄土寺の由来・見どころ・回り方(龍亀大神など)】でした。