32番宝乗院について

31番札所利生院と32番札所宝乗院は、真向かいに建っており移動時間は10秒もかかりません。
宝乗院は、知多四国開創当時、三開山の一人でもある武田安兵衛に、宿を提供するなど協力をしたとされています。
では、知多四国32番宝乗院について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国三十二番宝珠山宝乗院(ほうじょういん)真言宗豊山派の基本情報

本尊 十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
開山 秀傳法印(しゅうでんほういん)
開基 行基菩薩(ぎょうきぼさつ)
御本尊真言 おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌 宝乗の 峯にたなびく 白雲は 我が身をのせて 花の浄土へ
住所 〒470-3501 愛知県知多郡南知多町大井真向34
電話番号 050-8888-1527
ホームページ
公共交通機関 海っ子バス「大井」から約0.2㎞
札所までのアクセス 31番利生院からすぐ/33番北室院まですぐ
地図

宝乗院のミニ由来

  1. 宝珠院医王寺の塔頭(※)「宝泉坊」として開かれ、建暦2年(1212年)に医王寺と共に現在地に再建された。
  2. 知多四国霊場開創当時に、三開山の一人である武田安兵衛行者に宿を提供した。
  3. 別堂の金毘羅大権現は、海上安全な守り神。
  4. 歯痛め止めにご利益があると言われる荒神(こうじん)が、本堂前に祀られている。
  5. その他、恵比須明神、大黒天が祀られる鞘堂(さやどう)もある。
  6. (※)塔頭(たっちゅう)とは、祖師や高僧の墓塔のことをいいます。

少し別の角度から由来を深掘りしてみた

宝乗院が、医王寺と共に現在地に再建されたのが、建暦2年(1212年)の鎌倉時代です。
鎌倉時代の武士の多くは、普段は農村に住み、農業を営んでいたとされており、荘園の管理や年貢の取りたてを代行しながら、土地や農民を支配していました。
また、いつ呼び出しがかかっても良いように、武道の稽古に励んでいたといわれています。
一遍上人絵伝には、水泳の訓練をする武士たちの姿が描かれていますので、もしかしたら宝乗院近くの海岸でも武士たちが一生懸命稽古に励んでいたのかもしれませんね。
それでは、実際に宝乗院を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る宝乗院

これから山門をくぐって境内へと入っていきます。

山門をくぐるとすぐ左側に水屋がありました。

更に奥に進むと二つの建物が見えてきましたが、右側が本堂、左側が金毘羅大権現です。

まず始めに本堂へ向かっていきます。

本堂の中央に、御本尊十一面観世音菩薩、向かって左に弘法大師が祀られています。

本尊十一面観世音菩薩

弘法大師

こちらは、本堂前にある歯痛にご利益があるといわれる荒神さま

宝乗院の見どころ(荒神さま)

本堂向かって右前に、歯痛や歯痛予防にご利益があるといわれる荒神さまの小さな祠があります。歯痛の人は是非行かれてみてはいかがでしょうか。

荒神さまの前に恵比須明神、大黒天が祀られる鞘堂(さやどう)がありました。

宝乗院は海上の安全を護る金毘羅大権現としても親しまれています。

納経所窓口にこのような貼り紙が貼られていましたので

30番医王寺と31番利生院の御朱印もこちらでいただきました。

32番宝乗院から33番北室院へのルート

北室院までは、道路をはさんですぐですので、徒歩1分もかかりません。

近くにある飲食店

cafe&rest YAMABIKO
open→8:00~17:00
closed→Thursday Friday

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最後に・・・


宝乗院 優しさ溢れる ご住職 また行こうかな すてきな場所へ

武田安兵衛行者のお墓と、修行大師像のある上の山公園まで行きたいけどの行き方が分からない・・・。困り果てている私たち夫婦のために、お忙しい中わざわざ道案内をしてくださいました。
宝乗院のご住職のあの優しさとフットワークの軽さを思い出すと、未だ感謝の気持ちでいっぱいになります。本当にありがとうございました^^

美浜町内にある、かじとり観音でよく知られる、52番密蔵院でも優しい対応をしていただき嬉しかったです。

以上【知多四国32番宝乗院の由来・見どころ・回り方(住職のおもてなしの心)】でした。

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