33番北室院について
北室院は、上陸大師の納経所でもありますので、ご住職にお伝えすれば予め印刷された御朱印を1枚100円でいただけます。
納経帳の一番後ろに余白が2ページあるので、そこに貼り付けると良いとのこと。
車で5分もかかりませんので、大井五ケ寺の参拝を終えた後は、是非上陸大師にまで足を伸ばしたいものです。
では、知多四国33番北室院について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国三十三番宝珠山(ほうしゅざん)北室院(きたむろいん)真言宗豊山派の基本情報
本尊 | 聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ) |
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開山 | 弘法大師 |
開基 | 行基菩薩 |
御本尊真言 | おん あろりきゃ そわか |
御詠歌 | 東西 南と心 迷へども 詣る浄土は 北室の寺 |
住所 | 〒470-3501 愛知県知多郡南知多町大井真向11 |
電話番号 | 0569-63-0308 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 海っ子バス「大井」から約0.2㎞ |
札所までのアクセス | 32番宝乗院と隣接/34番性慶院と隣接 |
地図 |
北室院のミニ由来
- 医王寺十二防の一つ「浄光坊」として行基により開創された。
- 弘法大師によって中興され、その後医王寺と共に現在地に移った。
- 五ケ寺(医王院、利生院、宝乗院、北室院、性慶院)の中で、唯一山門に仁王像が祀られている。
- 平成四年、山門を再建し両脇に阿吽の仁王像が祀られた。
- 平成10年には、本堂の屋根の葺き替えを行った。
- 「上陸大師」の納経所になっている。
由来を深掘りしてみた
江戸時代も終わろうかとしている頃、知多市にある妙楽寺十三世亮山阿闍梨の夢に現れたのが弘法大師。
「知多半島に霊場を開け」
とのお告げが、知多四国霊場の始まりです。
そして時は流れ、平成20年は知多四国霊場開創から200年を迎えた年でした。
これまでたくさんのお遍路さんを、この地に迎い入れてきた弘法大師。
そして、弘法さまを慕う多くの人々によって、大井の聖崎に建立されたのが、高さ3.5Mの上陸大師像。
大潮の時は足元まで潮が引き、すぐ側でお参りすることができます。
そして、3月下旬~4月上旬の大潮の日を選んで行われるのが「上陸大師お身ぬぐい」
日頃見守ってくださる弘法さまへの感謝の意を込めて綺麗に磨き上げられます。
それでは、実際に北室院を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る北室院
北室院の駐車場はすぐ横にあります。
平成4年に再建された山門
山門の両脇には「阿吽の仁王像」が祀られていました。
何度も撮り直しましたが、これ以上は綺麗に撮れませんでした。
水屋。ベンチや灰皿が設置してあり、ちょっとした休憩スペースのようです。
その奥に永代供養塔が建っていました。
こちらは弘法大師が掘り当て護摩修法にも使われた「明星井(みょうじょうい)」と呼ばれる井戸。
明星井は、弘法大師ゆかりの井戸として、江戸時代に刊行された『尾張名所図会』にも掲載されたそうです。そして北室院は、今も明星井の水を供え物に使っているとのことです。
本堂と大きく書かれているので分かりやすくてありがたいです。
御本尊聖観世音菩薩
大師堂
弘法大師
納経所横に掲示してあったポスターは次のことが書かれています。
上陸大師参拝のおすすめ
この地大井は、 弘仁五年(八一四)、弘法大師さまが尾張上陸の第一歩を印された宿縁の地であります。
当地聖崎海上に残る双子岩より、衆生済度の志を抱いたお大師さまが、時を越えて現代の私たちを見守っておられます。
「波風もいとわず海に立ち給う 大師の心まのあたり見ゆ」
聖崎から遥かに礼拝しますと、他人事とは思えない修行中のお大師さまがしのばれます。
お参りできるのもお大師さまのおぼしめしと思い、 ぜひお参りください。ご朱印は、三十三番納経所で差し上げます。
上陸大師奉賛会
ということで、ポスターにすすめられるがままに、妻と一緒に聖崎公園まで上陸大師を参拝しに車で行ってきました。
皆さんも、せっかくここまで来られたのであれば、車で5分もかかりませんので、是非上陸大師が見られる聖崎公園へ行かれることをおすすめします。
上陸大師の納経所「北室院」から「上陸大師」が見られる聖崎公園までのアクセスは、簡単ですので迷うことはほとんどないハズですよ^^
北室院から上陸大師までのアクセスは?
北室院を出発後、「大井漁港前」の交差点を右折しR247を走行します。
上陸大師の看板が見えてきますので、矢印で示した通り左折します。
そのまま直進するだけですが、釣りを楽しんでいる人がたくさんいますので、徐行運転でいきましょう^^
間もなく聖崎公園へ到着します。駐車スペースは十分にありますのでご安心ください。
少し急な階段ですが、頑張って登っていきましょう。
少しするとこの看板が出てきますので、標識のとおり左にいきます。
しばらく下っていくと、
ついに上陸大師の姿が!でも少し遠いか!?
これでどうでしょう?
うん~。iphone12proではこれが限界でした。
ところで、親大師ってご存じすか?同じ南知多町内にある岩屋寺にある大師ケ嶽の頂上には、奥之院開創1150年を記念して建立された、全長約8mもある親大師が奉安されています。必見です!
43番岩屋寺は、弘法大師も訪れたことのある由緒あるお寺で、境内には歴史ある建物が数多く残されています。境内の奥に進むと五百羅漢像が迎えてくれます。八十八の御大師さまをお参りしながら、ゆっくりと山を登っていくと、山の頂上では親大師様が私たちを迎えてくださいます。
33番北室院から34番性慶院へのルート
すぐ隣にあります。
近くにある飲食店
カフェ&レスト「やまびこ」
ホテル代やレンタカー、ツアー料金は現金でのお支払いですか?
同じ金額を支払うのであればクレジットカードのほうが、ポイントが付いたり特典も貰えるのでお得ですよ。
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最後に・・・
北室院を参拝し終えたのが17持30分ぐらいでしたので、今日はもう家に戻ろうかとも思いましたが、せっかくここまで来たのだから、最後に上陸大師を拝んで帰ることに。結果、行って正解でした。聖崎公園は、静かに釣りを楽しんでいる人と、波の音しか聞こえなくて、ゆっくりと時が流れている、そんな空間でした。
以上【知多四国33番北室院の由来・見どころ・回り方(上陸大師など)】でした。