44番大宝寺について

大宝寺 境内

番外札所奥之院から大宝寺までは4.5㎞の道のり。
一山超えますので、車であっても実際の距離以上に長く感じました。昔の人は本当に凄いなぁと改めて実感することに。
では、知多四国44番大宝寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国四十四番菅生山(すごうさん)大宝寺曹洞宗の基本情報

本尊 釈迦如来(しゃかにょらい)
開山 密乗好堅尼和尚
開基 密乗好堅尼和尚
御本尊真言 のうまく さまんだ ぼだなん ばく
御詠歌 この山に 仏の功徳 あらはれて 湧き出る水は 甘露にもます
住所 〒470-3321 愛知県知多郡南知多町内海大名切36
電話番号 0569-62-0355
ホームページ https://www.daihoji44.jp/
公共交通機関 名鉄内海駅から約1.8㎞
札所までのアクセス 番外奥之院から約4.5㎞/45番泉蔵院まで約2㎞
地図

大宝寺のミニ由来

  1. 大宝寺は弘法大師のお告げにより、宝暦元年(1751年)に沸き出した霊泉の湧出地に、文化6年(1809年)に開創した尼寺。
  2. 大宝寺は、通称「もくれん寺」と呼ばれ、3月中旬から4月にかけて木蓮の花が境内に咲き誇る。

由来を深掘りしてみた

大宝寺は、文化6年(1809年)に開創した尼寺ですが、この時代は寺子屋が発達していきました。
寺子屋は、寺院が近所の子供たちを集めて勉強を教えたことからできた言葉ですが、
20~30人の町人や農民の子どもたちに、神官や浪人などの先生が「往来物」と呼ばれる教科書を使って教育を施しました。
往来物は、往復書簡など手紙類の形式をとって作成されており、実用的な勉強をすることができたそうです。
それでは、実際に大宝寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る大宝寺

大宝寺には大きな駐車場がありますの大型車であっても安心です。
大宝寺 駐車場

駐車場の一角に建つ「知多四国第四十四番 菅生山大宝寺」と彫られた立派な石柱
大宝寺 石柱

同じく駐車場の一角に祀られています。コロナ対策もバッチリのマスク姿の六地蔵
大宝寺 六地蔵

こちらの『満願成就石』に触れて、“切りたい縁”や“結びたい縁”をお願いし、
大宝寺 満願成就石

もくれん観音様へ手を合わせるそうです。
大宝寺 もくれん観音

大宝寺ではご住職直書きの特別御朱印がたくさんあります。
大宝寺 御朱印

尼寺として多くの女性から支持されている大宝寺ですが、美浜町にある27番誓海寺も芸術的な御朱印が数多く取り揃えられおり、特にかわいらしい御朱印は女性から人気があるようです。どうぞご覧になってみてください。

境内を進むと右手に水屋
大宝寺 水屋

その横に複数の仏像が並べられていました。
大宝寺 仏像

そのすぐ横に祀られている硯石大師。弘法大師がこの地を訪れてから現在に至るまで水が沸き出しているといいます。
大宝寺 硯石大師

大宝寺の見どころ(硯石大師)

大宝寺は弘法大師のお告げによって硯水が湧き出た場所に開創されました。そして今もなお、水は湧き出し続けています。

硯石大師の正面に建つ本堂。中央に弘法大師、左側中央に御本尊釈迦如来が祀られています。
大宝寺 本堂

子供の守り神として信仰される「子安地蔵菩薩」が祀られている地蔵堂
大宝寺 子安地蔵菩薩

如意輪観音と聖観世音菩薩が祀られている観音堂。
大宝寺 観音堂

納経所で御朱印をいただき、次の45番札所泉蔵院へと向かいます。
大宝寺 納経所

44番大宝寺から45番泉蔵院へのルート

大宝寺を出発後、こちらの突き当りを左折します。

こちらの一時停止を左折します。

泉蔵院の駐車場は少々分かりにくいです。駐車場は右側にこちらの大きな看板がある場所です。

近くにある飲食店

【三晴楼】
愛知県知多郡南知多町内海亥新田2-1
0569-62-0062

あなたに最適な知多四国の回り方はどれ?

最後に・・・


大宝寺 縁切り良縁 観音は 悩める女性の 救世主

駐車場の上に、南知多五色観音のひとつでもある、大きな石像「もくれん観音」が建ち、私たち参拝者を出迎えてくれています。大宝寺は、これまでの悪縁を断ち切り、新たな良い縁を結べるよう「もくれん観音」に願う女性の駆け込み寺として知られています。

以上【知多四国44番大宝寺の由来・見どころ・回り方(もくれん観音など)】でした。

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