番外曹源寺について
常滑市で最初に訪れるのは番外札所曹源寺です。
本堂には御本尊阿弥陀如来が祀られています。
また、一切厄除弘法大師として名高い弘法大師。
右手に宝剣を持ったその姿は、大蛇悪鬼を退散させたときのものだと言われています。
では、知多四国番外曹源寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国番外金鈴山(きんれいざん)曹源寺(そうげんじ)曹洞宗の基本情報
本尊 | 阿弥陀如来 |
---|---|
開山 | 説叟演公然(せっそうえんこう)和尚 |
開基 | 不詳 |
御本尊真言 | おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌 | 有難や 金鈴山の岩陰に 弥陀のまします 曹源の寺 |
住所 | 愛知県常滑市大谷奥條155 |
電話番号 | 0569-37-0173 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 知多バス大谷下車すぐ |
札所までのアクセス | 57番札所報恩寺から約7.5㎞/58番札所来応寺まで0.2㎞ |
地図 |
曹源寺のミニ由来
- 天文3年(1534年)創建
- 明治初期までは隣接する「八幡社」を所管していた。
- 宝剣を持ち護摩供養で大蛇悪魔を退散させた「一切厄除大師」が祀られている
- 大正時代、足の不自由な25歳の青年が、夢告により参拝したところ立ち上がることができるようになった。
- そのお礼に奉納した「手押し車」が現存している。
由来を深掘りしてみた
知多四国霊場を巡拝していると、「夢のお告げ」通り参拝したところご利益をいただくことができた」というお話をよく見聞きするようになりました。
「夢告」という言葉は、古事記にも記述があるのですが、古事記が完成したのが今からおよそ1300年も昔。
あまりにも遥か昔のこと過ぎて、正直どこか「伝説」めいたものを感じてしまいますが、ここ曹源寺における
『夢告どおり参拝すると、その後ふらつくことなく無事立ち上がることができた』
そしてその御礼に奉納された
『手押し車』
を実際に目にしたとき、決して「夢物語」とか「おとぎ話」なんかではなく、現実に起こった事実なんだと実感し、何故だか身が引き締まる思いがしたものです。
本堂に大切に保管されている手押し車は必見の価値ありです!
それでは、実際に曹源寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る曹源寺
入口には「厄除大師 躄車奉納霊場」と彫られた石碑が建っています。
車は境内の空きスペースに駐車するようになっています。
本堂は石柱門からすぐの場所にあります。
本堂向かって左側に弘法大師が祀られていますが、その前に建っている「躄車(いざりぐるま)」の説明書き。
こちらが、青年がお礼に奉納した躄車(手押し車)。また写真をアップすると弘法大師が右手に宝剣を持っているのが分かります。
本堂で大切に保管されているのが、かつて歩けるようなった御礼にと岡田長五郎氏が奉納した木製の手押し車。大師の霊験を参拝者に伝えています。
その他、境内には和顔愛語のほほえみ童子。
金比羅大権現と不動明王が祀られている金毘羅堂があります。
明治初期まで所管だった八幡社、曹源寺のすぐ横にありました。
参拝を終え、御朱印もいただきましたので、次は57番来応寺へ向かいます。
番外曹源寺から58番来応寺へのルート
こちらの番外曹源寺山門を出て、そのまま右に真っ直ぐ進みます。反対側の道路に大きなカーブミラーが設置されていますので、それを見ながら慎重に反対車線に合流してください。200m程で58番来応寺に到着します。道路が狭い上に見通しが悪く、更に交通量も多いので、すれ違う車やバイク、自転車には十分ご注意ください。
近くにある飲食店
道路の反対車線にはなりますが、約200m離れた58番札所来応寺の目の前に「春華堂」という八百屋さんがあります。店内で食べることはできませんが、おすすめのお店です。
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最後に・・・
57番札所報恩寺~番外曹源寺が、知多四国霊場の札所間で、最も長距離となると知りました。ここを徒歩で移動することができたら、あとはどんな難関がやってきても大丈夫だと感じられるようになると思い、試しに歩いてみました。
結論。歩いちゃダメです。車の交通量は多いですし、道幅も狭いところがありますし、何より想像を遥かに超える距離です。車かバスで行きましょう^^
以上【知多四国番外曹源寺の由来・見どころ・回り方(57番札所から歩いちゃダメ)】でした。