60番安楽寺について
安楽寺の境内に足を踏み入れたとき、ひときわ目を惹くのが本四国お砂踏み霊場。
十三重の宝塔が中心に置かれ、すぐ横には修行大師も建立されています。
また四国の地形をかたどったものは、知多四国霊場の中では他にありませんでしたので、大変珍しいお砂踏み霊場です。
では、知多四国60番安楽寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国第60番大光山(だいこうざん)安楽寺曹洞宗の基本情報
本尊 | 阿弥陀如来 |
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開山 | 禹功龍門大(うこうりゅうもん)和尚 |
開基 | 長安久公(ちょうあんきゅうこう)首座 |
御本尊真言 | おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌 | 阿弥陀仏 光り放たす 安楽寺 詣るまにまに 助けたまはん |
住所 | 愛知県常滑市苅屋深田101 |
電話番号 | 0569-34-3800 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 知多バス「苅屋」下車東へ0.3㎞ |
札所までのアクセス | 59番玉泉寺から約1.6㎞/61番高讃寺まで約2.3㎞ |
地図 |
安楽寺のミニ由来
- 天正14年(1586年)開創
- 弘化2年(1845年)本堂再建
- 平成12年庫裡再建
- 平成18年本四国お砂踏み霊場完成
由来を深掘りしてみた
平成18年、安楽寺本堂前に、本四国お砂踏み霊場が設置されました。
知多四国霊場には、安楽寺以外にも本四国お砂踏み霊場が設けられている札所が複数あります。例えば
- 46番如意輪寺
- 51番野間大坊
- 63番大善院
には、安楽寺同様境内に設けられています。
ところで、本四国お砂踏み霊場ってどういう意味があるかご存じでしょうか?
当初、私はその存在すら知らなかったのですが、色々調べてみると分かったことは次の2点。
- 本四国八十八カ所霊場の砂が埋められている
- 砂を踏みしめながら歩くと本四国をお詣りしたと同じ功徳がいただける
時間に余裕がなかったり、高齢のため四国まで行くことが難しいという人にとっては、これほど有難い存在はないでしょう。
私も、四国でお遍路巡りをするほど、まとまった時間を取ることが難しいため、ありがたくお詣りさせていただきました。
それでは、実際に安楽寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る安楽寺
駐車場は十分な広さがあります。ここ以外にも、
数か所、安楽寺専用の駐車場があります。駐車場の大きさと数は、間違いなく知多四国随一です。
大光山安楽寺と彫られた石柱門を通って境内へと進みます。
こちらが石段を上ったところから撮った本堂と大師堂。古めかしさは全く感じさせず綺麗で厳かな雰囲気がありました。
本堂の欄間や蟇股は立川流の彫刻が施されているそうです。
半田市にある54番札所海潮院の水屋も、「立川流彫刻師」の青龍が奉納されています。是非チェックしてみてください。
54番海潮院の弘法堂にある杖は、開眼の杖と呼ばれ、盲目の参拝者が参拝の後目が見えるようになった御礼に収めたものと伝えられています。水屋には山車の彫刻を手掛ける、立川流彫刻師の「青龍」が奉納されています。
本堂左に建つ大師堂。
本四国お砂踏み霊場は、本堂と大師堂の中間辺りに設置されています。
周りに置かれた石は半島や岬をあらわしているそうです。
本堂前にある「本四国お砂踏み霊場」は、実際に本四国の各札所から授かった砂が埋められていて、その上を踏みながら礼拝することができるようになっています。
この日は若干肌寒かったのですが、境内に咲き誇っていたこちらの桜が春の訪れを感じさせてくれました。
こちらの立派な納経所で御朱印をいただきましたので次は61番札所高讃寺へと向かいます。
60番安楽寺から61番高讃寺へのルート
安楽寺を出発後、R247に入りそのま名古屋方面へ向かうと右手に見えてきます。非常に分かりやすいルートになっていると思います。
安楽寺横の道を下っていきます
こちらの点滅信号に出るので右折します
こちらの早川屋と多賀の里がある交差点を左折し、1㎞程進むと右手に高讃寺が見えてきます
近くにある飲食店
【みやこ寿司】
愛知県常滑市苅屋洞ノ脇126-2
0569-34-5812
【昭和呈】
愛知県常滑市苅屋柳田136
0569-34-4408
【鮮魚・仕出し・うなぎ 太郎兵衛】
愛知県常滑市苅屋町3丁目50
0569-35-4009
知多四国のおすすめ本
このブログを作りにあたって、たくさんの知多四国に関する本を参考にさせていただきました。その中でも特におすすめの書籍等を厳選し、ご紹介させていただきます。
→知多四国のおすすめ本
最後に・・・
知多四国霊場はまだ1回目ですが、本四国についてはこれまで何周回ったことでしょう?
恐らく、そろそろ納め札の色も赤色になるころだと思います^^
以上【知多四国60番安楽寺の由来・見どころ・回り方(本四国お砂踏み霊場など)】でした。