6番常福寺について

常福寺庭園

札所の番号順に巡礼するとするならば、4番延命寺→5番地蔵寺→6番常福寺と回ることになるのですが、
5番地蔵寺が少し離れた場所にあるため、多くの人が4番延命寺→6番常福寺という回り方をするようです。
この順番は、知多四国霊場開創当時からの一般的なルートになっていたそうで、
知多四国霊場会の推奨する「歩き巡拝」「車での巡拝」においても、4→6→7という順路になっています。
では、知多四国6番常福寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第6番萬年山(まんねんざん)常福寺曹洞宗の基本情報

本尊 千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)
開山 祖道泰禅(そどうたいぜん)大和尚
開基 養泉元有和尚
御本尊真言 おん ばざら たらま きりく そわか
御詠歌 半月の 法の光の 輝きて 迷ひの雲も 晴れて跡なし
住所 〒474-0037 愛知県大府市半月町3丁目151 常福寺
電話番号 0562-46-0868
ホームページ
公共交通機関 JR大府駅から約2.2㎞
知多バス「東半月」から約0.6㎞
各札所へのアクセス 4番札所延命寺から約3.1㎞/7番札所極楽寺まで約3.6㎞
地図

ミニ由来

  1. 寺伝によると、壇ノ浦の戦いで負けた平景清がこの地に逃れ、草庵を結んだことが常福寺の始まり。
  2. 景清は夢告により、後に本尊となる千手観世音菩薩の木像を刻んだ。
  3. 景清は、建保2年(1214年)この地で没した。
  4. 常福寺には「水鑑景清大居士」と刻まれた平景清の位牌が祀られている。

由来を深掘りしてみた

常福寺に残る寺伝以外にも、平景清にまつわる伝説は全国各地にあるようで、それに伴い日本各地で景清が祀られています。
例えば
名古屋市熱田神宮近くの景清社、大阪市淀川区の光用寺、宮崎県宮崎市の沙汰寺・・・など、その数実に20数箇所にも及ぶようです。
後世に伝わる平景清に係る話の、どこまでが真実でどこからフィクションなのは、もはや確かめる術もないですが、
唯一断言できるのは、常福寺には平景清の位牌が今も大切に護られているということ。
それでは、実際に常福寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきます。

写真で見る常福寺

常福寺には広い駐車場がありますので大型車でも問題ありません。
常福寺 駐車場

これから山門を通って中へ入っていきます
常福寺 山門

他にも常福寺には境内への出入口が複数ありました。
常福寺 境内

全部で三カ所ですね。
常福寺 出入口

整備された白砂の庭園の向こうに建つのが、御本尊釈迦牟尼仏が祀られている本堂。
常福寺 本堂

観音堂の御本尊千手観世音菩薩は、平景清の手により作られたと伝えられます。また観音堂には、平景清の御位牌が大切に守られています。
常福寺 観音堂

それにしても完璧に整備された美しい庭園です。
常福寺 庭園

そして、境内の至るところに、小さな石像が鎮座していました。
常福寺 石像

常福寺の見どころ(天邪鬼)

常福寺の境内には、朝鮮灯籠や獏(ばく)、孔子像など異国風の石像仏が点在しています。煩悩の象徴「天邪鬼」の石像は、境内に3点置かれていました。

もう少し庭園や天邪鬼などの石像をゆっくりと見ておきたかったですが。。。御朱印を頂きましたので次は7番極楽寺へ向かいます。
常福寺 天邪鬼石

6番札所常福寺から7番札所極楽寺への行き方

大府市から東浦町に入りますので、移動距離も4㎞程になります。155号線は交通量が多い道路ですので十分お気を付けください。

常福寺を出発後R155を走行。「大府高校北」交差点を右折します。
極楽寺ルート

交差点「森岡南」を右折します。
極楽寺ルート

右折後すぐに左折し直進してください。
極楽寺ルート

見通しが悪く運転しづらいですが間もなく極楽寺駐車場に到着します。
極楽寺ルート

駐車場に到着する直前は、急な坂で運転席から先が見えません。従って、森岡南を右折するのではなく、100M程先にあるドミーとDAISOの間の道を右折するルートでもアリです(交通量が多く右折するのに時間がかかりますが・・・)。

近くにある飲食店

【デニーズ 大府店】
愛知県大府市森岡町5丁目1
0562-47-8183
【雄岳】
愛知県大府市半月町2丁目81
0562-48-1112
【森の石松 大府店】
愛知県大府市森岡町2丁目363
0562-43-8668

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最後に・・・


白砂の 美しき庭 常福寺 ずっと見てたい 癒しの空間

境内に入った瞬間に目を奪われる程、綺麗に整備された常福寺の庭園。
時間が許す限り、まったりとした時間をここで過ごしたいと思わされました。

以上【知多四国6番常福寺の由来・見どころ・回り方(白砂の庭園など)】でした。

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