2番極楽寺について

極楽寺 本堂

極楽寺という名前から
「きっと穏やかな雰囲気の漂うお寺なのかな?」
と勝手な想像を膨らませながら、妻と二人で曹源寺から極楽寺へ車で向かいました。
1番札所曹源寺のある豊明市から、ここ極楽寺の大府市北崎町までは約3.5㎞、約10分程で到着しました。
では、知多四国2番極楽寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第2番 法藏山(ほうぞうざん) 極楽寺(ごくらくじ) 浄土宗の基本情報

本尊 無量成仏(むりょうじゅぶつ)/阿弥陀如来(あみだにょらい)
開山 彰誉湛秀和尚(しょうよだんしゅうおしょう)
開基 養誉善栄比丘(ようよぜんえいびく)
御本尊真言 おん あみりた ていせい から うん
御詠歌 嬉しくも 此処に北尾の 極楽寺 慈悲円満の 弥陀を力に
住所 〒474-0001 愛知県大府市北崎町城畑112
電話番号 0562-46-2016
ホームページ
公共交通機関 JR大府駅から約3㎞/大府市循環バス「北尾公会堂」から約0.2㎞
札所へのアクセス 1番札所曹源寺から3.5㎞/3番札所普門寺まで約0.5㎞
地図

極楽寺のミニ由来

  1. 元和6年(1620年)東浦町緒川にある浄土宗の養誉善栄比丘により、善導寺の教導所として開創された。
  2. 地域の人から「極楽寺さん」と呼ばれるようになった。
  3. 本堂は享保年間(1715年~1736年)に建立された。
  4. 弘法堂は大正8年に建立された。

由来を深掘りしてみた

極楽寺は、元和6年(1620年)東浦町緒川にある善導寺の教導所として開創されました。
1600年代は、歴史的にみると江戸幕府の創世期から安定期に入るまでですので、それ以前の戦国時代と比べると、人々の暮らしは比較的落ち着いていたほうだと想像できます。
とはいえ、現代社会とは比べようのない生活を虐げられたり、差別を受けていたという歴史的事実も見逃せません。
例えば、幕府や大名が人々を支配するために設けた「士農工商」という身分制度。
今の常識からは考えられないことですが、庶民は苗字を名乗ることができなかったため、例えば「知多村彦兵衛」とか「常滑町吉右衛門」といった感じに、自分が住んでいる町村を名前に付けていたといいます。
そういえば、私の住む地区では、電話で「多屋です」とか「奥条です」と地域名を名乗ることがありますので、これってもしかしたら、江戸幕府が敷いた政策の名残りかもしれないですね。
そして寺院についても、「諸宗寺院法度」により、各宗は本寺と末寺を定めて、末寺は本寺に従わなくてはならないとしました。これにより各宗派は幕府の統制の下に置かれていたということです。
そんな、自由が与えられなかった時代の中、長きに渡って「極楽さん」と親しまれた極楽寺。
いかに、この地域に溶け込み、人々の心に寄り添ってきたかということが分かろうかというものです。それは、後にお話する「お接待」にもよく表れています。
それでは、実際に極楽寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきます。

写真で見る極楽寺

本堂まで続くなだらかな坂道。理由はないですが、何だか良かったです。
2番極楽寺参道

本堂には、この世を遍(あまね)く照らす光の仏「阿弥陀如来」が祀られています
極楽寺 本堂

弘法堂。有名な千体弘法はこの弘法堂の中にあります。
2番極楽寺弘法堂

こちらが千体弘法!思わず圧倒されました^^
2番極楽寺千体弘法

極楽寺の見どころ(千体弘法)

数えで2歳の時に弘法大師と共に祈願すると所願が成就するとされる千体弘法。近年、自作や自宅に安置していた大師像を奉納する人も多いようです。

お接待としてお線香をいただきました。
接待 線香

納経所ではお接待で「梅干し」を戴きました。たくさん梅が成るそうです。
2番極楽 納経所

御朱印をいただきましたので、続いて3番札所普門寺へ向かいます。

2番極楽寺から3番普門寺への行き方

極楽寺から普門寺までは、近距離で分かりやすいですので迷うことはないと思います。ただし、車1台がギリギリ通れる道幅ですので、運転や歩行の際はくれぐれもお気をつけください。

こちらの極楽寺石柱門を出て右にまっすぐ進みます。
普門寺 ルート

まっすぐ進むだけです。短距離で一本道ですので迷うことはないハズ♪
普門寺 ルート

間もなく、右手にこの3番普門寺が見えてきます。
普門寺 ルート

知多四国第2番極楽寺周辺の飲食店

【韓国料理秀味家】
愛知県大府市横根町午池91-1
0562-57-8936
【継承 あっ晴れ 大府店】
愛知県大府市横根町前田50-1
0562-47-8181
【ヴォーノ・イタリア 大府店】
愛知県大府市横根町平子263-2
0562-85-5636

あなたに最適な知多四国の回り方はどれ?

最後に・・・


極楽寺 梅干し目当てに また行きたい 日本の古き 良き伝統味

納経所で御朱印を頂いた後、お接待で“梅干し”をいただきましたが、程良いすっぱさで凄く美味しかったです。
優しい対応と、梅干しを目当てにまた行きたいなぁと本気で思いました^^

以上【知多四国2番極楽寺の由来・見どころ・回り方(お接待など)】でした。

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