42番天龍寺について
天龍寺本堂に祀られる御本尊阿弥陀如来は、鎌倉時代の仏師快慶の作と伝えられており、毎年正月にだけ御開帳される秘仏となっています。
また弘法大師は、厄除大師と呼ばれ、多くの人々から親しまれています。
そして、六体のお地蔵さまは、苦しみから我々を救ってくださいます。
では、知多四国42番天龍寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国四十二番瑞岸山(ずいがんざん)天龍寺曹洞宗の基本情報
本尊 | 阿弥陀如来 |
---|---|
開山 | 祖芳慧宗大和尚(そうほうえしゅうだいおしょう) |
開基 | 不詳 |
御本尊真言 | おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌 | 御仏の あらはれならむ 天龍寺 小野の小田水 恵まれにけり |
住所 | 〒470-3322 愛知県知多郡南知多町山海小山100 |
電話番号 | 0569-62-1116 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 海っ子バス「小野」から約0.2㎞ |
札所までのアクセス | 41番西方寺から約1.2㎞/43番岩屋寺まで約0.8㎞ |
地図 |
天龍寺のミニ由来
- 永禄9年(1566年)創建。
- 寛文10年(1670年)薬師堂建立。
- 寛政9年(1797年)堂宇を再建。
- 札所番号の42番が、男性の本厄である42歳に通じることから、「厄除大師」として知られている。
- 本尊の阿弥陀如来は、鎌倉時代の仏師快慶の作と伝えられる。
別の角度から由来を深掘りしてみた
天龍寺の薬師堂が建立した寛文10年(1670年)頃は、江戸時代の中期にあたりますが、
江戸時代の中頃位からは、封建体制の矛盾が目立つようになり、社会全体が不安定になり大きな転換期となったといわれています。
幕府は新しい政策を次々と打ち出すも、一向に改善せず、頻発する飢饉に農民一揆、打ちこわし等が目に見えて増えていきました。
このような時代背景の中、天龍寺の薬師堂は再建されたということですね。
それでは、実際に天龍寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきます。
写真で見る天龍寺
天龍寺には大型車であっても問題なく停められる大きな駐車場があります。
境内のすぐ手前にも停められます。
「厄難大師霊場天龍寺」と彫られた石柱の横に掲示してあった“ぜんきゅう”さんの言葉に納得
自分の顔は自分が見る為じゃなく、人に見てもらう為にあるんだね。だから毎日にこにこして生きていこう。きっと自分に返ってくるから。 ぜんきゅう
笑顔を心掛けなければと思いながら境内へと進んでいきます。
右手に水屋。
真っ直ぐ進んだところに本堂があります。本堂で安置されている御本尊阿弥陀如来は、鎌倉時代の仏師快慶の作で、毎年お正月にだけ御開帳される秘仏となっているとのこと。
弘法堂に祀られているのは、
厄除大師。
にらみを利かせたそのお顔で参拝者の厄を払ってくださいます。
天龍寺は、厄除大師のお寺として有名です。42という天龍寺の札所番号が、男性の本厄である42歳に通じるためで、毎年厄除の参拝者が多く訪れるとのこと。
薬師堂にかけられたたくさんの前掛けには切なる願いが込められています。
また薬師堂の裏には愚痴を聞いてくださるお地蔵様「愚痴聞き地蔵尊」がいらっしゃいます。
愚痴聞き地蔵尊とは・・・
六体のお地蔵さまは人が生死を繰り返す六つの世界 (六道)にいらせられ、人の苦しみを救ってくださいます。
六道
- 地獄の世界
- 餓鬼の世界
- 畜生の世界
- 修羅の世界
- 人間の世界
- 天道の世界
(看板より)
常滑市内にある65番相持院の境内にも、願掛六地蔵が祀られていますよ。ご覧ください。
65番相持院は、花の寺とも呼ばれているとおり、春になると桜の花が参道や境内を彩ります。本堂前に鎮座する願掛六地蔵は、菩薩様が悟りを開くために納めた、六つの戒めを説いたお地蔵さんです。
大きな耳でどんな愚痴でも聞いてくださいます。
妻と代わる代わる願いを込めながら回した後、
納経所で御朱印をいただき次の岩屋寺へ向かいました。
「不在につきご自身で法印願います」とのことでしたので、
100円を納め、自分で押させていただきました。
42番天龍寺から43番岩屋寺へのルート
駐車場を出て矢印の方向に左折します。
約1㎞で左手に岩屋寺の駐車場がみえてきます。
近くにある飲食店
【十一家】
〒470-3322 愛知県知多郡南知多町山海荒布越150-3
0569-62-1511
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最後に・・・
愚痴聞き地蔵というこれまで聞いたことのなかったお地蔵さんを前に、思いのたけを色々聞いてもらうとしましたが、愚痴が全く出てきません。どうやら、今の生活に満足しているようです^^
以上【知多四国42番天龍寺の由来・見どころ・回り方(愚痴聞き地蔵など)】でした。