18番光照寺について
光照寺観音堂の秘仏十一面観世音菩薩は、亀崎沖で漁師の網にかかっているところを引き上げられた、不思議な由緒のある仏さまです。
また、地蔵堂に祀られている次郎長地蔵は、清水の次郎長が合戦の前に願をかけた、勝負ごとにご利益があると言われるお地蔵さんです。
では、知多四国18番光照寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国十八番海運山光照寺時宗の基本情報
本尊 | 阿弥陀如来 |
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開山 | 天誉白応和尚 |
開基 | 照阿天誉海蓮和尚 |
御本尊真言 | おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌 | 乙川の 清き流れに 俤を 写せば胸の 垢や落ちなん |
住所 | 〒475-0052 愛知県半田市乙川高良町120 |
電話番号 | 0569-21-1589 |
ホームページ | |
公共交通機関 | JR乙川駅から約0.2㎞ |
札所までのアクセス | 番外奥の院海蔵寺から約1㎞/19番光照院まで約1.9㎞ |
地図 |
光照寺のミニ由来
- 興国3年(1342年)創建。
- 弘治元年(1555年)天誉白応和尚が復興再建。
- 天明年間(1781年~1788年)暴風と高潮により堂宇が流失。
- 文化8年(1811年)堂宇を建立。
- 昭和55年に庫裡の改修が落慶。
- 平成15年に本堂が大改修。
- 境内には、清水次郎長が戦いの前に願を掛けた「次郎長地蔵」が祀られている。
別の角度から由来を深掘りしてみた
光照寺が創建されたのは南北朝時代の1342年ですが、この年は時の幕府が五山十刹を定めた年です。
五山十刹というのは、最高の寺格をもつ5寺と、それらに次ぐ寺格をもつ10寺を指していますが、
特に、幕府から五山の称号を与えられた禅宗の寺は、特別視され幕府から手厚い保護を受けていたとされます。
そのため五山の僧侶は、政治や文化の面で台頭し、強い影響力を持っていたそうです。
そのような歴史的背景の中、光照寺は創建されたということですね。
それでは、実際に光照寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る光照寺
駐車場は、十分な広さがありますので、大型車であっても問題ありません。
これから山門をくぐり境内へと向かっていきます。
山門をくぐれば真正面に見えてくる立派な本堂。
右手には納経所
左手にはお手洗い
水屋と並んでいます。
こちらが風格のある観音堂
観音堂には本尊の十一面観世音菩薩と弘法大師が祀られています
こちらが、清水次郎長が願を掛けたとされる「次郎長地蔵」
勝負事にご利益があるとされています。
幕末の頃、清水次郎長が、元相撲取り「穂北の久六」との決闘前に勝利の願を掛けたといわれる「次郎長菩薩」が観音堂左に安置されています。元は道端にあったのですが、明治時代の道路拡張の際に境内に移設されたそうです。
南知多町内にある34番性慶院にも、賭け事にご利益がある「おきつねさん」が祀られているのですが、6体のお狐さんの姿がむごいことに・・・。
34番性慶院には、本堂と並んで福寿稲荷大明神がお祀りされています。そして、御堂の前のお狐さんは、賭け事にご利益があるとされています。そのため、参拝客が削って持ち帰ってしまったため、狐の顔や体の一部が欠損しています・・・。
それにしても光照寺の境内は新緑に包まれ、凄く居心地の良い空間でした
ところで、光照寺の十一面観世音菩薩は、網にかかっているところを引き上げられた仏さまですが、知多四国霊場には網に引っかかったとされる仏さまがいくつかあります。篠島にある39番医徳院のた薬師如来像もその内の一つですが、更に特筆すべきは、医徳院はあの徳川家康が宿泊したことのあるということ。是非ご覧ください。
39番医徳院は、500年ほど前のある夜、海が光っているのを不思議に思った漁師が網を投げ入れてみると、仏像がかかりあげてみるとお薬師様でした。その近くのお寺であった当寺「神宮寺」へと引き渡されましたが、それ以降このお薬師様を御本尊として祀られ、名前も医徳院に改められたといわれています。
18番光照寺から19番光照院へのルート
光照寺出発後、R261半田東浦線を南西へ進み「乙川吉野町」を左折します。
SUBARUやあみやき亭のある交差点「半田大橋」を右折します。
永田や仏壇やYAMADAのある交差点「本町一丁目」を左折します。
左手に光照院の案内板が見えてきますので左折すれば光照院駐車場に到着します。
近くにある飲食店
【四季旬彩 佐五銀】
〒475-0054 愛知県半田市乙川町61
0569-21-1356
【キッチン柏屋】
愛知県半田市本町5丁目30
0569-23-2226
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最後に・・・
勝負事には次郎長地蔵ともいわれているそうですので、ご利益があることを信じ色々願を掛けておきました^^
以上【知多四国18番光照寺の由来・見どころ・回り方(次郎長地蔵など)】でした。