番外奥之院について
43番岩屋寺から更に奥へと進むと、静かな杉木立の向こうに、鮮やかな朱色の塔が見えてきます。
奥之院のシンボルともいえる三十塔です。
では、知多四国番外奥の院について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国番外岩屋山奥之院尾張高野山の基本情報
本尊 | 聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ) |
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開山 | 弘法大師(こうぼうだいし) |
開基 | 行基菩薩(ぎょうきぼさつ) |
御本尊真言 | おん あろりきゃ そわか |
御詠歌 | 名も高き 深き御山の 奥之院 補陀落山の 姿なるらん |
住所 | 〒470-3322 愛知県知多郡南知多町山海城洲62-2 |
電話番号 | 0569-62-0387(岩屋寺) |
ホームページ | https://www.iwayaji.jp/okunoin |
公共交通機関 | 海っ子バス「岩屋寺」から約0.3㎞ |
札所までのアクセス | 43番岩屋寺から約0.3㎞/44番大宝寺まで約4.5㎞ |
地図 |
奥之院のミニ由来
- 大同3年(808年)に開創。
- 札所で唯一の参籠(※)の行場。
- 弘法大師が、この岩窟で百日の護摩修法をし、自身の像を納めた。
- 「もし我を信じる者あらば、病気災難等の身代わりに立ちつかわさん」との言葉を残したことから、身代大師の総本山として知られる。
- 護摩修法で弘法大師が使用した仏具は、ここを管理する43番岩屋寺に保管されており国の重要文化財に指定されています。
※参籠(さんろう)とは、祈願のため神社や寺院などにある期間こもることをいいます。
由来を深掘りしてみた
弘法大師は、唐から日本に密教を持ち帰り、それを再編集して真言宗を開きました。
密教では、曼荼羅をかけ、壇を築いて呪文を唱え、護摩を焚いて加持祈祷が行われました。
これら厳かな儀式が現世利益を求める貴族らに受け入れられ広まっていったんですね。
それでは、実際に奥之院を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る奥之院
駐車場は参道横にあります。
弘法大師御開創霊場と彫られた石柱門をくぐっていきます。
参道を奥へと進んでいくと
何やら朱色の建物が・・・
説明書きによると、この朱色の建物は、三重塔と呼ばれる精霊の遺骨や遺品を納める供養塔で、その美しい朱色の姿が奥之院のシンボル的存在になっているそうです。
武豊町にある23番蓮花院の弘法堂も、一際目を惹く色鮮やかな朱色で、京都の平安神宮を彷彿とさせるものがあります。どうぞご覧になってみてください。
23番蓮花院の本堂には、絵画や彫刻などに優れた 先代住職の作品が数多く残されています。そして、弘法堂の前に祀られている、写経した紙で作られた「張子の大師」は、病の苦しみから救って下さる身代り大師です。
奥之院では、貼り弘法さんのお身体にお礼を貼ると不思議と病や痛みが治ったと言い伝えられています
毎月17日に行われる岩屋寺大祭は、誰でも参拝ができ、途中入堂、退堂も問題ないとのことです。
岩屋寺大祭(毎月17日)
奥之院大護摩祈祷 9持~
本堂への旗行例 10時15分~
本堂祈祷 11時~
住職法話 11時30分~
御斎食のお打振舞い 12時頃~
大師ケ嶽
岩屋寺と奥之院は登山道でも繋がっています。山中には、信者により八十八体の大師像が安置されていますので、ミニ八十八カ所霊場といったともいわれているようです。アップダウンがありますので、慌てずゆっくり歩かないと結構息が上がります^^;
因みに、奥之院の御朱印は43番岩屋寺でいただけますよ。
43番岩屋寺は、弘法大師も訪れたことのある由緒あるお寺で、境内には歴史ある建物が数多く残されています。境内の奥に進むと五百羅漢像が迎えてくれます。八十八の御大師さまをお参りしながら、ゆっくりと山を登っていくと、山の頂上では親大師様が私たちを迎えてくださいます。
番外奥之院から44番大宝寺へのルート
知多四国霊場会推奨ルートは、45番札所泉蔵院となっていますが、このブログでは44番大宝寺へのルートをご紹介します。
奥之院を出発後、特に目印がないので分かりにくいですが、こちらを右折し、またすぐ右に入る道がありますのでそこも右折します。
その後はずっと真っ直ぐ山道を登ります。その後突き当りにこちらの標識が出てきますので右折します。
右折後そのまま直進すると、こちらの大宝寺に到着します。
近くにある飲食店
【つくだ煮街道お食事処】
愛知県知多郡美浜町古布桝池5
0569-82-5151
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もしまだということでしたら、大手通販サイトの「楽天」か「アマゾン」か「ヤフー」で探してみてください♪
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最後に・・・
ミニ八十八カ所霊場とも呼ばれる大師ケ嶽ですが、ついつい張り切って早歩きで登ってしまいがちです。しかし、かなりの急坂で距離もありますので途中でバテテてしまいます。。。
以上【知多四国番外奥之院の由来・見どころ・回り方(大師ケ嶽など)】でした。