20番龍台院について

龍台院 本堂

龍台院の本堂に釈迦牟尼仏、観音堂には御本尊十一面観世音菩薩が祀られています。
そして、弘法さまは手足弘法とも呼ばれ、弘法堂の前に置かれた木製の手や足で、患部を撫で痛みを和らげるよう祈願します。
では、知多四国20番龍台院について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第二十番萬松山(ばんしょうざん)龍台院曹洞宗の基本情報

本尊 十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
開山 甘雨為霖(かんういりん)大和尚
開基 吉田禎輔(よしださだすけ)
御本尊真言 おん まか きゃろにきゃ そわか
御詠歌 千歳ふる つるの林の 大悲閣 えんぶだごんの 光り輝く
住所 〒475-0863 愛知県半田市前崎東町35
電話番号 0569-21-0994
ホームページ
公共交通機関 名鉄知多半田駅から約0.4㎞/JR半田駅から約0.5㎞
札所までのアクセス 19番光照院から約0.7㎞/21番常楽寺まで約2.1㎞
地図

龍台院のミニ由来

  • 天正元年(1573年)堂宇建立、開創。
  • 昭和20年道路拡張のため境内が大きく削られ、弘法堂も取り壊された。
  • 昭和63年に知多四国霊場開創180年を記念して再建。
  • 弘法堂の南に祀られている「萬松稲荷」は、元々東海市横須賀潮の玉林斎にあったが、
  • 玉林斎の住職に「巽にあたる半田の龍台院に祀ってくれよ。衆生の済度(※)がしたい」との夢告により、
  • 明治30年、龍台院に譲られたもの。
  • (※)衆生の済度(しゅじょうのさいど)とは、生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させることをいいます。

由来を深掘りしてみた

萬松稲荷が龍台院に譲られたのが明治30年。当時は、産業革命が盛んに行われた時代で、
前年の明治29年には赤痢菌の発見、自動織機の発明など、発明や発見が相次いでいました。
そのような時代背景の中、住職の夢告通り実施した関係者の行動は、当時の世相とは全く相反するものです。
「目に見えるものだけが全てではない」
仮にそんな思いがあったのだとしたら、令和の時代にも通じる考え方の一つではないでしょうか。
それでは、実際に龍台院を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきます。

写真で見る龍台院

駐車場はさほど大きいというわけではありませんが、普通車でも全然余裕で停められます。
龍台院 駐車場

これより山門をくぐり境内へと入っていきます。
龍台院 山門

本堂へと続く参道は、新緑の木々に囲まれていました。爽やかで心地よい春風が吹く中、マイナスイオンをたっぷりと浴びながら歩きました。
龍台院 参道

ゆっくりと歩を進めていると、突き当りにみえるのは釈迦牟尼仏が祀られている本堂
龍台院 本堂

向かって右側にある納経所
龍台院 納経所

水屋は現役の手動ポンプを使って水を汲み上げるものでしたが、冷たくて気持ちが良かったです。
龍台院 水屋

観音堂には、御本尊十一面観世音菩薩が祀られています。
龍台院 観音堂

弘法堂。この日は休日ということもあってか、多くの参拝客と出逢いました。
龍台院 弘法堂

こちらが弘法堂前に置かれている、手と足をかたどった木の棒です。
龍台院 手足弘法

龍台院の見どころ(手足弘法 )

龍台院の弘法さまは「手足弘法」と呼ばれています。弘法堂の前に置かれている、こちらの「手と足をかたどった木の棒」で患部をさすりながら『南無大師遍照金剛』と唱えながら平癒を祈願するそうです。

御朱印には愛らしい鶴の姿が描かれていますが、これは本四国八十八カ所で同じ20番札所鶴林寺にちなんだものです。
龍台院 御朱印

因みに、知多市にある75番誕生堂の名前は、本四国霊場75番善通寺が弘法大師生誕の地であることに由来するそうですよ。是非ご確認ください。

参拝を終え、御朱印もいただきましたので、次は21番常楽寺へ向かいます。

20番龍台院から21番常楽寺へのルート

中道を通る行き方もありますが、細道だったり一方通行の道があったりしますので、距離がありますが大通りに出た方が迷うことなくスムーズに行けるかと思います。

龍台院を出発後「宮路町」の交差点を左折します。
常楽寺 ルート

続いて「出口町」を左折し
常楽寺 ルート

そのまま武豊町方面に進むと右手に常楽寺と駐車場が見えてきます。
常楽寺 ルート

近くにある飲食店

【ジャポネ】
愛知県半田市天王町1丁目15
0569-23-1223
【トムズハウス】
愛知県半田市天王町1丁目47
0569-22-7015
【海音(カノン)】
愛知県半田市清水北町60
0569-22-5530

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最後に・・・


龍台院 深き緑の参道を 進めばそこに 手足弘法 ありけり

長いお遍路の道中、ここ龍台院の新緑とマイナスイオンに包まれた参道を進み、弘法堂前にある「手足をかたどった棒」で手足をさすることで、心身共にリフレッシュすることができました。これで、心新たに意気揚々と次の札所へと向かうことがでそうです♪

以上【知多四国20番龍台院の由来・見どころ・回り方(手足弘法など)】でした。

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