67番三光院について
66番札所中之坊寺から三光院までは約1.4㎞。
近距離ですが、三光院は道幅の狭い住宅街にありますので、普通自動車より軽自動車で行かれたほうが安心です。
では、知多四国67番三光院について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国六十七番松尾山(しょうびざん)三光院時宗の基本情報
本尊 | 聖観世音菩薩 |
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開山 | 一色道秀(いっしきどうしゅう) |
開基 | 即伝上人(そくでんしょうにん) |
御本尊真言 | おん あろりきゃ そわか |
御詠歌 | 浮世をば 光り照らせる 大慈悲は 世にも輝く 小倉かなやま |
住所 | 〒479-0862 愛知県常滑市小倉町5丁目66 |
電話番号 | 0569-42-1398 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 名鉄大野町駅から約0.6㎞ |
札所までのアクセス | 66番中之坊寺から約1.4㎞/68番宝蔵寺まで約1㎞ |
地図 |
三光院のミニ由来
- 正和(1314年)小倉山蓮台寺十七坊の一院として創建された。
- 三光院の名称は、阿弥陀如来・聖観音・不動明王を安置したことが由来といわれる。
- 応仁・文明の乱(1467年~1477年)の後、知多半島を治めていた佐治氏から寺領を寄進され隆盛を極めた。
- しかしその後、佐治氏の衰退と共に荒廃していった。
- 平成24年2月、本堂の老朽化により蓮台寺境内に移転した。
由来を深掘りしてみた
三光院は、応仁・文明の乱(1467年~1477年)の後、佐治氏から寺領を寄進され隆盛を極めましたが、佐治氏の衰退と共に壊滅していったそうです。
ところで、三光院が栄華を誇った応仁・文明の乱以降の室町時代は、数多くの特色ある文化が生まれたことをご存じでしょうか?
例えば
- 五山文学
- 茶の湯
- 狂言
- 能
- 枯山水庭園
などは、全て室町時代を代表する文化です。
更に室町文化は、足利義満の時代の北山文化、足利義政の時代の東山文化に二分されますが、三光院の全盛期は東山文化に該当します。
もしかしたら、当時の三光院の関係者の人たちは、華やかな北山文化を継承しつつも、更に奥深い芸術性が求められた東山文化を、優雅に楽しんでいたのかもしれませんね。
それでは、実際に三光院を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る三光院
山門
山門前にある駐車場です。駐車場は十分な広さがあるのですが、周辺の道路が狭いのでご注意ください。
三光院は出入口が二カ所あります。こちらは山門の反対側にある石柱門です。
石柱門の横にも駐車場がありますが、山門前と比べると、それほど大きくはありません。
三光院本堂です。真ん中に、常滑市の文化財に指定されている、御本尊尊聖観世音菩薩、向かって左側に弘法大師が祀られています。
おびんずる様
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)は、大府市にある5番札所地蔵寺にも祀られています。
5番地蔵寺の本尊は延命地蔵大菩薩です。境内には、水子地蔵や弘法大師が祀られています。また、弘法堂に祀られている「びんずるさま」は、参拝者の手によって、つるつるに光り輝いています。
大野城初代城主佐治宗貞の墓「寿山塚」
境内にはお江伝説が多く残っています。
お江の嫁ぎ先である佐治氏の居城、大野城が戦火に逢った際、逃げ込んだお江をかくまった後、閉じられたままとなった「開かずの門」、松に着物を掛け井戸に身を投げたと見せかけた「衣掛けの松」など、三光院が移転した蓮台寺の境内は、お江にまつわる伝説が数多く残っています。
ちなみにお江は、織田信長の妹お市の末娘で、後に徳川三代将軍家光の母となった人です。
納経所で御朱印をいただきましたので、次は68番札所宝蔵寺へと向かいます。
67番三光院から68番宝蔵寺へのルート
三光院のある住宅街を抜け、R267を海岸に向かって走行すると、間もなく宝蔵寺駐車場がみえてきます。
R267を矢印方向に直進すると宝蔵院に到着します。
駐車場は真正面にあります。
近くにある飲食店
【やっぱりステーキ 常滑店】
愛知県常滑市小倉町4丁目178
0569-43-0580
【まるけん】
愛知県常滑市大野町8丁目84
0569-42-0334
【もりわき】
愛知県常滑市大野町5丁目62
0569-44-1355
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最後に・・・
ここ三光院の境内には、「人生の縮図が詰まっている」そんな気がしました。
以上【知多四国67番三光院の由来・見どころ・回り方(境内など)】でした。