13番安楽寺について

安楽寺境内

順打ちで回ると安楽寺は阿久比町最初のお寺で、半田市にある12番福住寺から13番安楽寺までは、約3.2㎞の道のりとなります。
決して近い距離ではありませんので、途中ランチタイムとしても良いかもしれません。
道中にあります「雲龍」という中華料理のお店か、「おにぎり茶屋 ほたる」辺りがおすすめです。
では、知多四国13番安楽寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第十三番板嶺山(はんれいざん)安楽寺曹洞宗の基本情報

本尊 無量寿如来(むりょうじゅにょらい)
開山 久山昌察(きゅうざんしょうさつ)大和尚
開基 山本七郎右衛門
御本尊真言 おん あみりた ていせい から うん
御詠歌 板山の 弥陀に詣れば 松ケ枝に おとなふ風も 念仏の声
住所 〒470-2203 愛知県知多郡阿久比町板山川向21
電話番号 0569-48-0369
ホームページ
公共交通機関 名鉄坂部駅から約1.3㎞
札所までのアクセス 12番福住寺から約3.2㎞/14番興昌寺まで約0.5㎞
地図

安楽寺のミニ由来

  1. 文禄2年(1593年)創建。
  2. 慶安元年(1648年)現在地へ移転。
  3. 文化6年(1809年)再建。
  4. 大正10年復興。
  5. 平成17年山門が落慶。

由来を違う角度から深掘りしてみた

安楽寺が再建された1800年前半は、落語、歌舞伎、川柳、小説、浮世絵・・・など、今の私たちの生活にも溶け込んでいる「娯楽文化」が発達した化政文化時代です。
当時の人々は、花見や川開き、山王祭、七夕、十五夜、酉の市・・・などの年中行事や、寺社への参詣、歌舞伎見物・・・など、楽しく生活をしていた様子が記録として残っています。
安楽寺はそのような時代に、再建され中興となったということですね。
それでは、実際に安楽寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る安楽寺

安楽寺へと渡る橋はこのように横幅が狭いため、運転に自信がない人は車では進入しないほうが無難です。手前にある阿久比町立板山公民館に停めましょう。
安楽寺 駐車場

こちらが板山公民館。十分な駐車スペースがありますので安心です。
安楽寺 板山公民館

平成17年に落慶した、こちらの立派な山門をくぐり境内へと向かっていきます。
安楽寺 山門

山門をくぐると目の前にある観音堂。ここに安置される聖観世音菩薩は行基作と伝えられ、9年に一度御開帳される秘仏。霊験あらたかと信仰を集めています。
安楽寺 観音堂

東浦町にある10番札所観音寺の本堂にも行基作と伝わる聖観世音菩薩が祀られています。

立派な本堂ですよね。
安楽寺 本堂

本堂向かいにあるこちらの経蔵には、大正新修大蔵経が納められているそうです。
安楽寺 経蔵

大正新修大蔵経(たいしょうしんしゅうだいぞうきょう)とは、日本の大正一切経刊行会が、大正13年から10年かけて編集した大蔵経のことをいいます。



弘法堂には、弘法大師、不動明王、天白地蔵が祀られています。
安楽寺 弘法堂

こちらが天白地蔵と穴あき柄杓
安楽寺 天白地蔵

安楽寺の見どころ(天白地蔵と穴あき柄杓 )

天白地蔵は、耳の遠い人が穴の開いた柄杓を供えて祈願すると、耳がよく聞こえるようになるといわれます。明治から大正時代にかけ、三河や伊勢のような遠方からも訪れる人があったといいます。
写真を拡大すると「ひしゃく」が供えられているのがお分かりいただけるかと思います。

参拝を終えましたので、次は14番札所興昌寺へ向かいます。

13番安楽寺から14番興昌寺へのルート

安楽寺から興昌寺までは、同じ道路沿いにありますので、迷うこともないでしょう。

安楽寺前の道を半田方面へ向かっていきます。
興昌寺 ルート

こちらの道を右折します。写真には映っていませんが、右側に興昌寺札所のぼりが見えてくるので分かりやすいです。
興昌寺 ルート

駐車場は十分な広さがありますので大型車でも安心です。
興昌寺 駐車場

近くにある飲食店

【雲龍】
愛知県知多郡阿久比町板山北反田4-1
0569-47-1885
【おにぎり茶屋 ほたる】
愛知県知多郡阿久比町板山川向110-4
0569-48-2033
【万笑庵】
愛知県知多郡阿久比町板山東台22
0569-48-8889

あなたに最適な知多四国の回り方はどれ?

最後に・・・


安楽寺 川にかかる 橋せまし 車停めるは 公民館

運転に自信のない人は手前の阿久比町立板山公民館駐車場に停めたほうが無難です。
私は仕事でマイクロバスを運転するため、少しだけ運転には自信があったのですが、ここの橋を車で渡るのは難しかったです・・・。

以上【知多四国13番安楽寺の由来・見どころ・回り方(車は公民館駐車場へ)】でした。

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