14番興昌寺について

興昌寺 境内

13番札所安楽寺から14番の興昌寺までは約500m。一本道ですので、まず迷うこともないハズです。
興昌寺に到着すると、知多四国霊場の開創に力を注いだ、三開山の一人岡戸半蔵行者がお遍路さんを出迎えてくれます。
では、知多四国14番興昌寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第十四番円通山興昌寺(こうしょうじ)曹洞宗の基本情報

本尊 華厳釈迦牟尼仏(けごんしゃかむにぶつ)
開山 享隠慶泉(こういんけいせん)大和尚
開基 瑶山玉公首座(ようざんぎょくこうしゅそ)
御本尊真言 のうまく さまんだ ぼだなん ばく
御詠歌 法の風 福住わたる 興昌寺 末の世までも 利益残せり
住所 〒470-2202 愛知県知多郡阿久比町福住東脇10
電話番号 0569-48-0741
ホームページ
公共交通機関 名鉄坂部駅から約1㎞
札所までのアクセス 13番安楽寺から約0.5㎞/15番洞雲院まで約1.8㎞
地図

興昌寺のミニ由来

  1. 永禄3年(1560年)開山。
  2. 明和元年(1764年)本堂復興。
  3. 昭和35年本堂焼失(ロケット花火による)。
  4. 昭和38年本堂落成。
  5. 知多四国開創三開山の一人、岡戸半蔵行者を祀る行者堂が、山門の左下にある。

別の角度から由来を深掘りしてみた

昭和35年に本堂を焼失した原因は、子どものロケット花火が突き刺さったことによるそうです。
ロケット花火に関係する事故について調べてみたところ

  • 害虫を撃退するために、使用したところ芝生を焼損したり、
  • 同じく害虫を追い払うために使用したところ、誤って人の足とサンダルの隙間に入り込み火傷を負ったりと

何れも平成時代の事故例です。。。
それでは、実際に興昌寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る興昌寺

これから階段を登り山門をくぐります。
興昌寺山門

山門をくぐるとすぐ目の前に本堂。
興昌寺本堂

のぼりの向こうに見えるのは弘法堂。
興昌寺弘法堂

境内に威風堂々と建つ聖観世音菩薩
興昌寺聖観世音菩薩

そして大きなかめに大きなメダカが悠々と泳いでいましたので思わず記念撮影^^
興昌寺メダカ

山門左下にある行者堂で祀られている岡戸半蔵行者。
興昌寺行者堂

興昌寺の見どころ(岡戸半蔵を祀る行者堂 )

半蔵行者の木像が安置されていた福住の阿弥陀堂は、昭和30年頃に道路拡張のため取り壊され、この興昌寺に移されたといわれます。
そして、半蔵行者の足元に御神酒がお供えされていたことから、半蔵行者は今なおここ興昌寺で大切に供養され続けていることが伺えました。

美浜町にある開山所禅林堂にも岡戸半蔵行者は祀られています。どうぞご覧ください。

参拝後、御朱印をいただきましたので、次は同じ阿久比町にある洞雲院へ向かいます。

14番興昌寺から15番洞雲院へのルート

15番洞雲院までは約1.4㎞です。学校の近くを通りますので、登下校時の児童の急な飛び出し等にはご注意ください。

興昌寺を出発後、交差点「福住新橋」を左折します
洞雲院ルート

交差点「ふれあいの森西」を右折します
洞雲院ルート

「徳川家康公生母 お代の方菩提寺」の看板や「知多四国霊場」ののぼりがありますので、そのまま進めば洞雲院がみえてきます
洞雲院ルート

近くにある飲食店

【中国料理興盛】
愛知県知多郡阿久比町福住西前田53-5
0569-47-1858
【カフェヨシノ 阿久比店】
愛知県知多郡阿久比町卯坂坂部10
0569-47-7226

知多四国のおすすめ本

このブログを作りにあたって、たくさんの知多四国に関する本を参考にさせていただきました。その中でも特におすすめの書籍等を厳選し、ご紹介させていただきます。
知多四国のおすすめ本

最後に・・・


興昌寺 半蔵祀る 行者堂 今日もお遍路さんを お出迎え

毎日々々変わらず、山門脇の行者堂から参拝客を見守って下さっています。知多四国のことを知れば知る程、岡戸半蔵行者を含む、三開山の偉大さがよく分かってきました。

以上【知多四国14番興昌寺の由来・見どころ・回り方(岡戸半蔵行者を祀る行者堂など)】でした。

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