17番観音寺について
順打ちで回ると、15番洞雲院の次は16番平泉寺になるところですが、その次の番外札所海蔵寺までの道のりを考えると、
「15番洞雲院→17番観音寺→16番平泉寺→番外海蔵寺」
と回ったほうが、効率的で時間短縮にも繋がりますので、
当ブログでは15番洞雲院の次は、ここ観音寺を参拝させていただくことにしました。
では、知多四国17番観音寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国第17番樫木山(かしきざん) 観音寺浄土宗の基本情報
本尊 | 十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ) |
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開山 | 往誉善髄(おうよぜんずい) |
開基 | 往誉善髄(おうよぜんずい) |
御本尊真言 | おん まか きゃろにきゃ そわか |
御詠歌 | 御仏の 其身誓いも 高岡に 真如の月は 常に照せる |
住所 | 〒470-2215 愛知県知多郡阿久比町矢高三ノ山高15 |
電話番号 | 0569-48-0180 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 名鉄植大駅から約1㎞ |
札所までのアクセス | 15番洞雲院から約2.7㎞/16番平泉寺まで約0.7㎞ |
地図 |
観音寺のミニ由来
- 開創当時、現在地ではなく阿久比町矢高にあった。
- 元禄年間(1688年~1703年)現在地に移転した。
- 本尊十一面観世音菩薩は、鎌倉時代の快慶作。
- 明治20年庫裡建造。
- 昭和元年本堂建造。
由来を深掘りしてみた
知多四国を回っていますと、運慶と快慶の名前をよく聞くようになりました。
観音寺の御本尊十一面観世音菩薩も快慶の作と伝わっていますが、快慶のことは全く知りませんでしたので、調べてみました。
が、どうやら快慶の出生年や出生地、成育歴など、詳細は不明のようで、仏師康慶の弟子で運慶とは兄弟弟子の間柄であるという説や、運慶の弟子だったという説もあるようです。
作風は、運慶が力強いものが多かったのに対し、快慶は優しく親しみやすい仏像だったといわれています。
しかしながら、私自身芸術的センスは皆無ですので、運慶と快慶の作品の違いなんて全く分かりませんし、ものは全く分かっていません・・・。
それでは、実際に観音寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る観音寺
駐車場は十分な広さがありましたが、たくさん車が駐車されていました。観音寺は住宅街にありますので、近所の車が停められているのかもしれません。また駐車場に到着するまで急勾配で道幅も狭いので運転には十分お気をつけください。
歴史の重みを感じる納経所と
快慶作と伝わる、御本尊十一面観世音菩薩が祀られている本堂。
南知多町にある42番天龍寺の本堂で安置されている御本尊阿弥陀如来も、仏師快慶の作と伝わっています。是非ご覧になってみてください。
42番天龍寺の境内には、愚痴を聞いてくれる「愚痴聞き地蔵尊」が祀られています。大きな耳でどんな愚痴でも聞いてくださるとか。また、厄除大師はにらみを利かせたそのお顔で、参拝者の厄を払ってくださいます。そして御祈祷を済ませた御札は、私たちの心強い味方です。
緑に包まれた非日常的な世界に浸れる長い石段です。
こちらが本堂裏にある「名号塔」です。
本堂裏に並ぶ二つの名号塔(みょうごうとう)は、右が徳本上人、左がその弟子の観音寺二世徳住和尚の墓石です。波打つ独特の書体で「南無阿弥陀仏」と彫られています。
参拝を終え御朱印をいただきましたので、次は平泉寺へ向かいます。
17番観音寺から次の16平泉寺へのルート
17番観音寺から次のルートについては、「15洞雲院→16平泉寺→17観音寺」が推奨されていますが、このブログでは、15→17→16のルートをご紹介します。
観音寺駐車場を出発後、中部保育園まで来たら右折です。
右折後そのまま直進すれば平泉寺の駐車場がみえてきます。
近くにある飲食店
【カントリィー】
愛知県知多郡阿久比町矢高出口5
0569-47-0858
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最後に・・・
境内へと続く長い階段。100年以上は変わらないであろう景色を楽しみながら、一段一段上っていきました。
以上【知多四国17番観音寺の由来・見どころ・回り方(長い石段など)】でした。