73番正法院について

正法院 参道

正法院は、如意寺の本堂として開かれました。
本堂の天井には、迫力溢れる龍や花鳥風月などが色鮮やかに描かれています。
御本尊は秘仏の地蔵菩薩。お前立ちに弘法さまがいらっしゃいます。
では、知多四国73番正法院について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国七十三番雨宝山(うほうざん)正法院(しょうぼういん)真言宗豊山派の基本情報

本尊 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
開山 (中興開山)憲誉法印
開基 不詳
御本尊真言 おん か か か びさんまえい そわか
御詠歌 一筋に 正しき法の 道行ば 迷いの夢も やがて晴れなん
住所 〒478-0015 愛知県知多市佐布里地蔵脇30
電話番号 0562-55-3043
ホームページ
公共交通機関 知多バス「佐布里保育園」から約0.2㎞
札所までのアクセス 77番浄蓮寺からすぐ/75番誕生堂からすぐ
地図

正法院のミニ由来

  1. 元暦元年(1184年)後鳥羽天皇の勅願寺として創建された、雨宝山如意寺一山九坊の本坊として開創。
  2. 明治時代の廃仏毀釈により一山四坊となった。
  3. 一山の本坊のため、76番如意寺と75番誕生堂の管理にも行っている。御朱印は全て正法院で受けられる。
  4. 平成時代、本堂の天井と襖に、龍や花鳥風月、六地蔵などの絵が描かれた。

由来を深掘りしてみた

正法院は、元暦元年(1184年)後鳥羽天皇の勅願寺として創建されたとされています。
ところで、後鳥羽天皇のことをどれくらいご存じですか?
ほとんどの方が、小中学校時代に歴史の授業で習って以来、初めて聞く名前ではないでしょうか?
というわけで、後鳥羽天皇について調べてみましたので、知っているという方も復習のつもりでお読みいただければと思います。
後鳥羽天皇は、平安時代の終わりから鎌倉時代の始めにかけての天皇です。
祖父後白河法皇の命で、3歳で天皇の地位につき、19歳で上皇となり院政に入りました。
1221年には、天皇中心の政治を取り戻すため倒幕(承久の乱)を試みますが、失敗に終わり隠岐に流され、そこで生涯を閉じました。
また、和歌に優れた天皇としてもよく知られ「新古今和歌集」の撰者でした。
後鳥羽天皇の勅願寺として創建された正法院。実際に参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る正法院

山門をくぐって境内へと入っていきます。
正法院 山門

本堂
正法院 本堂

御本尊は秘仏の地蔵菩薩。お前立ちに弘法さまが鎮座しています。
正法院 地蔵菩薩

本堂の天井
正法院 天井

正法院の見どころ(本堂の天井)

平成時代に入り、天井や襖に龍や花鳥風月、六地蔵などの絵が描かれたそうです。なかなかの迫力、必見の価値ありです!

花鳥風月図といえば、同じ知多市内にある、69番慈光寺弘法堂の天井にも、迫力ある絵が描かれています。慈光寺といえば見逃せないのが「願い石」。美しい天井の絵画と併せてご覧ください。

梅のシーズとなる2月になると、正法院の境内には梅の花が咲き誇るそうです。
正法院 梅

ここ73番正法院の納経所で、76番如意寺と75番誕生堂の御朱印もいただけますので、次は75番誕生堂へと向かいます。
正法院 御朱印

73番正法院から75番誕生堂へのルート

隣接しています。

近くにある飲食店

【レストラン 梅の館】
愛知県知多市佐布里台3丁目101
0562-54-2911
【和食 梅心】
愛知県知多市にしの台2丁目2706
0562-55-7575
【洋食 GOTTA】
愛知県知多市にしの台2丁目312
0562-85-7660

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最後に・・・


正法院 天井襖 描かれるは 花鳥風月 龍に六地蔵

正法院の本堂の天井や襖に描かれている、色鮮やかな迫力ある花鳥風月と龍の絵。一山九坊の本坊として開創された、華やかな時代を彷彿とさせる、そんな気がしました。

以上【知多四国73番正法院の由来・見どころ・回り方(本堂の天井画など)】でした。

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