49番吉祥寺について
48番札所良参寺から吉祥寺までは約2.1キロの道のり。
国道247号線を北上すると右手に吉祥寺の看板が見えてきますので看板の案内通りに進んでください。やがて左手に吉祥寺がみえてきます。
では、知多四国49番吉祥寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国四十九番吉祥寺の基本情報
本尊 | 釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ) |
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開山 | 五雲眠瑞大和尚(ごうんみんずい) |
開基 | 関嶺元通首座(かんれいげんつうしゅそ) |
御本尊真言 | のうまく さまんだ ぼだなん ばく |
御詠歌 | 何事も 吉祥なれと 祈る身は やがて幸よき 因縁ぞ来む |
住所 | 〒470-3235 愛知県知多郡美浜町野間桑名前 24番地 |
電話番号 | 0569-87-0089 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 名鉄野間駅から約2.2㎞/美浜町巡回バス「細目」から約0.5㎞ |
札所までのアクセス | 48番良参寺から約2.1㎞/50番大御堂寺まで約1.5㎞ |
地図 |
吉祥寺のミニ由来
- 慶長10年(1605年)開創。
- 寛政4年(1792年)火災で堂宇を焼失。
- 別堂の秘仏毘沙門天は行基作で、一木から三体を刻んだ内の一体。もう一体は常滑市の広目寺にある「広目の毘沙門さん」とされる。
- 毘沙門天の顔の特徴から「細目の毘沙門天さん」と呼ばれ、この辺りの地名「細目」の由来になったとされる。
- 昭和12年毘沙門堂再建。
- 昭和34年弘法堂再建。
- 成就塔は、源平の合戦でこの地に落ち延びた七人の侍を祀るため建立された。
由来を深掘りしてみた
毘沙門堂前にある成就塔は、源平の合戦の末この地に落ち延びた武士を祀るため建立されたとのことですが、
ところで、当時の合戦のやり方をご存じですか?
- 鬨(とき)の声を上げる。
- 大将が名乗りを上げる。
- 鏑矢(かぶらや)を放つ。
- 矢を放って戦う。
- 馬上の武将が進み出て一騎打ちで戦う
- 勝負が付かない場合は組み打ちで戦う
氏名、出身地、そして優れた家系を互いにアピールしあう。
矢の先端が笛になっていて、そこから出る音が合戦の合図だった。
敵から放たれる矢を巧みに避けながら前進していくため、両軍は接近戦になることが多かった。
武将同士が太刀で戦った。
勝負が付かなければ太刀ではなく、取っ組み合い(組み打ち)で相手を仕留め合っていた。
想像するだけで恐ろしい世界です。令和の時代に生きる戦後生まれの私たちが、いかに恵まれた環境下にいるか分かりますよね。
それでは、実際に吉祥寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る吉祥寺
吉祥寺には広い駐車場がありますので大きな車でも大丈夫です
山門をくぐって境内へ
釈迦牟尼仏が祀られている本堂。
本堂には「夢違観音(ゆめたがいかんのん)」も安置されています。
吉祥寺本堂に安置されている夢違観音は、仏師岸田隆象が法隆寺の夢違観音を模したもの。
悪い夢を良い夢に取り替えてくれるご利益があるとされています。
また本堂前には、賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)も安置されていました。中風、ぼけ等封じにご利益があるとのこと。
毘沙門天の命によって建てられた成就塔。この塔をさするとご利益があるとわれています。
昭和34年に再建された弘法堂
納経所で御朱印をいただき、次の50番札所大御堂寺へ向かいます。
49番吉祥寺から50番大御堂寺へのルート
R247を常滑方面へ進むと「野間大坊」の標識が見えてきますので右折します。
大御堂寺の駐車場は野間大坊と同じです。
近くにある飲食店
【岬鮨】
愛知県知多郡美浜町野間本郷78
0569-87-0405
【納屋 Cucina creativa】
愛知県知多郡美浜町野間本郷55
0569-87-3778
【畑カフェ Rainbow Art】
愛知県知多郡美浜町野間須賀95
0569-47-6746
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最後に・・・
夢違観音のご利益を得ようと、何か悪夢はないかと考えましたが、全く出てきませんでした。しばらくは夢違観音様にお願いすることはなさそうです^^
以上【知多四国49番吉祥寺の由来・見どころ・回り方(夢違観音など)】でした。