25番円観寺について
24番札所徳正寺から25番円観寺までは、およそ2.3㎞。
R247を内海方面へ進み「北川橋南」を右折、名鉄武豊線の線路を超えると、右側に円観寺の看板がみえてきます。
中道を通っても国道を通っても、大差はありませんので、分かりやすい国道247号線を通ることをおすすめします。
では、知多四国25番圓観寺について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国第二十五番法輪山(ほうりんざん)圓観寺(えんかんじ)天台宗の基本情報
本尊 | 阿弥陀如来 |
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開山 | 中興開山 栄貴法印 |
開基 | 不詳 |
御本尊真言 | おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌 | 円らかに 観給ふ弥陀の 慈眼には 我等凡夫を 深くあわれむ |
住所 | 〒470-2531 愛知県知多郡武豊町冨貴郷北97 |
電話番号 | 0569-72-0511 |
ホームページ | |
公共交通機関 | 名鉄富貴駅から約0.3㎞ |
札所までのアクセス | 24番徳正寺から約2.3㎞/開山所葦航寺まで約3.2㎞ |
地図 |
円観寺のミニ由来
- 天文年間(1532年~1555年)山門脇に宝篋印塔が建てられた。
- 室町時代、大字富貴字十了に建立され、当時は白雲山円光坊と称したとされる。
- 天正2年(1574年)に白山城址の現在地に移り、現在の山号寺号に改められた。
- 文政年間(1818年~1829年)護摩堂建立。
- 昭和56年には、石仏の西国三十三観音の開眼供養が行われた。
- 昭和62年観音堂を建立。三十三観音、ぼけ封じ観音が祀られた。
- 平成19年境内に観音像建立。
- 中興十三世旭順法印は、この地方の寺子屋の開祖と呼ばれていた
由来を深掘りしてみた
江戸時代、「読み・書き・そろばん」を教える寺子屋が発達しました。
町人だけでなく、農民も年貢や農作物の価格を計算したり、それらを文書にしてまとめたりするのに必要になってきたわけですね。
寺子屋を中心とした教育の普及が、学力を高め、江戸時代の終わり頃になると当時ではまだ珍しく、文字の読み書きができる人口の割合が、世界的に見ても高かったそうです。
円観寺の中興十三世旭順法印は、この地方の寺子屋の開祖と呼ばれていたとのことですが、
その寺子屋で学んだ子どもたちが、後々日本の文化を支える力となったのですね。
それでは、実際に円観寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る円観寺
専用駐車場が、すぐ近くにあります。十分広い駐車場ですので、大型車であっても問題ありません。
それではこれから山門をくぐって境内へと進んでいきます。
最初に目に飛び込んでくるのがこちらの大きな観音像。平成19年に建立されたとのこと。
観音像の向こうに本堂が見えています。
水屋です。
山門をくぐり左奥にある弘法堂。
そしてこちらが、弘法堂正面の足元にある御影石の「本四国巡拝図」。この下には、四国八十八カ所のお砂が奉納されていますので、石の上に立ってお参りすれば、そのまま四国霊場の「お砂踏み」ができます。
「本四国巡拝図」の上に立ち、穏やかな表情をされた弘法大師さまのお姿を拝観しながらお参りさせていただきました。
弘法堂左隣にある観音堂には、「三十三観音」が安置されています。また、ぼけ封じ観音も祀られています。
こちらが弘法堂と本堂の間の護摩堂に祀られている弘吉布袋(こうきちほてい)。にこやかな笑顔を見ていると心が癒されます。
円観寺の護摩堂には、金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)、不動明王、薬師如来と共に、「弘吉布袋」が祀られています。見れば観るほど心が癒されほっこりとしてきます。
納経所で御朱印をいただき、円観寺を後にしました。
25番円観寺から開山所葦航寺へのルート
しばらくお待ちください。
近くにある飲食店
【大富食堂】
愛知県知多郡武豊町冨貴外前田2-7
0569-72-2565
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最後に・・・
護摩堂に祀られている「弘吉布袋(こうきちほてい)」。一度拝観したら、何とも言えないあの素敵な笑顔に、しばらくは目を離すことができずずっと見つめ続けてしまうハズ。誰もが心が癒され、ほっこりし、晴れやかな気分になることでしょう。
以上【知多四国25番円観寺の由来・見どころ・回り方(弘吉布袋など)】でした。