22番大日寺について

大日寺 山門

順打ち通りに回ると、武豊町最初の札所がここ「大日寺」です。
21番常楽寺からは約4㎞の道のり。
途中、半田市の中心街を通りますので、飲食店に立ち寄り、しっかりと腹ごしらえしてから参拝するのも良いかもしれません。
では、知多四国22番大日寺について、具体的な情報を見ていきましょう。

知多四国第二十二番御嶽山大日寺西山浄土宗の基本情報

本尊 大日如来(だいにちにょらい)
開山 正空志芳上人(しょうくうしほうしょうにん)
開基 行基菩薩(ぎょうきぼさつ)
御本尊真言 おん あびらうんけん ばざらだど ばん
御詠歌 まんだら界 洽く照らす 御仏の 功徳長尾の 大日の寺
住所 〒470-2337 愛知県知多郡武豊町ヱケ屋敷68-1
電話番号 0569-72-0285
ホームページ
公共交通機関 JR上ゲ駅からすぐ/JR武豊駅から約0.7㎞
札所までのアクセス 21番常楽寺から約3.7㎞/23番蓮花院まで約0.5㎞
地図

大日寺のミニ由来

  1. 本像大日如来は、元々は御嶽山光照院に奉安されていたもの。
  2. 天文年間(1532年~1554年)の戦乱から逃れるため、大日池に埋められた。
  3. 明暦年間(1655年~1657年)、池を工事している際に発見され、その後大日如来の夢告により、大日寺に移された。
  4. 昭和55年に本堂が再建された。

由来を別の角度から深掘りしてみた

御本尊の大日如来が、池の工事中に発見されたのは明暦年間(1655~57年)。
その当時の日本は、ちょうど産業や交通が発展し、町人の経済活動も豊かになってきた時代です。
と同時に、工芸、絵画、俳句などの分野で、数多くの名作が誕生したのもこの頃で、松尾芭蕉や井原西鶴らが活躍しました。
また、服装についても見た目を重要視するようになり、おしゃれに装飾されたものを身に付ける文化が生まれました。
そのような時代背景の中、大日如来は発見され、夢告により大日寺に移されたということですね。
それでは、実際に大日寺を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。

写真で見る大日寺

駐車場はもの凄く広いというわけではありませんが、大型車であっても停められます。
大日寺 駐車場

これから山門をくぐって境内へと入っていきます。
大日寺 山門

山門をくぐればすぐ真正面に本堂があります。本堂には、戦乱の世を逃れたのち100年もの間池に埋められ、いくつもの苦難を乗り越えたという御本尊大日如来が祀られています。
大日寺 本堂

本堂左隣に建つ弘法堂
大日寺 弘法堂

山門をくぐって左側には「ぴんころ地蔵尊」が悠然とそびえ立っていました。
大日寺 ぴんころ地蔵尊

大日寺の見どころ( ぴんころ地蔵尊)

ぴんころ地蔵尊には【「健康長寿」びんびん元気に命終には「ころりん」往生】という意味があるそうです(境内案内板より)。

私たちの前に御朱印をいただいている年配の方がおられました。順番待ちをしているときに次の貼り紙を発見!
大日寺 御朱印

次の札所までのルートが書かれた案内図です。こういった心遣いが、知多四国霊場を初めて回る私たちにとっては本当に有難いです。
大日寺 ルート

本像大日如来が池の中から見つかったように、知多市にある79番妙楽寺でも池の中から「いぼ地蔵」が発見されました。

参拝を終え、御朱印もいただきましたので、次は23番札所蓮花院へ向かいます。

22番大日寺から23番蓮花院へのルート

大日寺から蓮花院までは、500mほどの距離。近距離ではありますが、道幅が狭く交通量も多いですので、慎重な運転を心がけてください。

大日寺を出発するとすぐにみえてくる交差点「前田」を右折します。
蓮花院 ルート

線路手前の道を右折します。
蓮花院 ルート

間もなく右手に蓮花院が見えてきます。車は境内に停められますが、出入口がそれほど広くないのでゆっくりと進みましょう。
蓮花院 ルート

近くにある飲食店

【すし処 睦月】
愛知県知多郡武豊町池田2丁目137-4
0569-72-8185
【韓国料理ゆんまる】
愛知県知多郡武豊町口田1-1
0569-73-0288
【すもうBAR】
愛知県知多郡武豊町口田30-1
0569-73-6647

知多四国のおすすめ本

このブログを作りにあたって、たくさんの知多四国に関する本を参考にさせていただきました。その中でも特におすすめの書籍等を厳選し、ご紹介させていただきます。
知多四国のおすすめ本

最後に・・・


大日寺 ぴんころ地蔵に 願うため 今日も信者が 訪れる

苦しまずに最期を迎えたいというのが、今も昔も変わらない人々の願いのようです。58番札所来応寺にはぽっくり地蔵が祀られています・・・。

以上【知多四国22番大日寺の由来・見どころ・回り方(ぴんころ地蔵尊など)】でした。

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