23番蓮花院について
蓮花院の、ひときわ目を惹くその斬新なデザインの本堂、そして色鮮やかな弘法堂は、先代のご住職による設計だそうです。
弘法堂の前には、写経した紙で作られた張子の大師が鎮座していますが、病の苦しみから救ってくださる身代り大師です。
では、知多四国23番蓮花院について、具体的な情報を見ていきましょう。
知多四国第二十三番意龍山蓮花院(れんげいん)西山浄土宗の基本情報
本尊 | 阿弥陀如来 |
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開山 | 洞空教観上人 |
開基 | 不詳 |
御本尊真言 | おん あみりた ていせい から うん |
御詠歌 | 寺の名に 因む一連 托生は 御名を称ふる 口にこもれる |
住所 | 〒470-2331 愛知県知多郡武豊町ヒジリ田27 |
電話番号 | 0569-72-0103 |
ホームページ | |
公共交通機関 | JR武豊駅から約0.6㎞/名鉄上ゲ駅から約0.7㎞ |
札所までのアクセス | 22番大日寺から0.5約㎞/24番徳正寺まで約1.6㎞ |
地図 |
蓮花院のミニ由来
- 永禄3年(1560年)桶狭間の戦いに敗れ、半田市にある21番常楽寺に逃げた、徳川家康の馬前を払ったという因縁により、山号を拝領し寺院としての格を高めた。
- 昭和41年に本堂を始めとする、ほとんどの堂を焼失。
- 昭和45年弘法堂が落慶。
- 和62年に本堂、客殿が再建。
別の角度から由来を深掘りしてみた
桶狭間の戦いに敗れ、常楽寺へ逃げ込んだ徳川家康。
戦国武将の日常は、常に戦いに備えた緊張の連続で、しかも時間を見つけては教養を身に付ける必要もありました。
北条早雲が家臣に示した「早雲寺殿二十一か条」によると
- 朝4持に起きること
- 神仏を敬うこと
- 家の内外を見回り、常に清潔にしていおくこと
- 礼儀正しくすること
- 身だしなみを整えること
- 学問を重んじ読書をすること
- 乗馬の練習をすること
- 馬の世話をすること
- 武具の整備をすること
- 身体を鍛えること
500年ほど前のものですが、現代にも通じるものですよね。
それでは、実際に蓮花院を参拝させていただいたときの様子を、写真を交えながらご紹介させていただきましょう。
写真で見る蓮花院
駐車場は、矢印で示した塀を通って境内に停めるようになっています。境内は数台程度停められますが、出入口が狭いため普通車より軽自動車のほうが安心です。大型車はかなり厳しいです。
それではこれより山門をくぐって境内へと進んでいきます。
山門をくぐって先ず目に飛び込んできたのが赤い建物。小学校の修学旅行で行った京都の平安神宮を思い出しました。
左側にある赤い建物が弘法堂。右側に納経所、その上に本堂があります。斬新なデザインの本堂と、色鮮やかな弘法堂は先代のご住職による設計です。
黄金色に輝く「水屋観音像」が眩しかったです^^
本堂は納経所の横にある階段を上っていきます。
こちらが本堂ですが、神社のイメージとはかけ離れた外観で、ただただ圧倒されました。
本堂前から撮影してみましたが良い眺めでした^^
こちらが弘法堂です。
空手募集の看板が設置されていました。本堂へと上がる階段下にも同じ看板がありましたが、蓮花院では仏教を通じて、礼節・精神面の教えを説いているそうです。
弘法さまの優しいまなざしに心癒されます。
こちらは、弘法堂前にある大師の立像と
坐像です。
納経所には、バラエティ番組「ぐっさん家」の山口智充さんや、朝の情報番組「スイッチ」の高井一さんのサイン色紙が飾られていました。
サインの横には、武豊町内にある4箇所の札所の地図が掲示されていました。初めて訪れる私たちにとって、このルート地図がどれだけ助かることか・・・。住職に感謝です。
弘法堂前にある大師の坐像と立像は、当寺の住職が般若心経を写経した紙で形を整え作成したもの。他にも寺内各所には、絵画や彫刻、水屋観音像など、数多くの住職の作品が遺されています。
参拝を終え、御朱印をいただきましたので、次は24番札所徳正寺へ向かいます。
23番蓮花院から24番徳正寺へのルート
徳正寺までは約1.6㎞。R247を内海方面へ進み、中原モータースの脇道を右折すれば到着します。
中原モータースを右折します。
右側に徳正寺の看板が見えてきますので右折です。
間もなく駐車場が見えてきます。
近くにある飲食店
【魚喜】
愛知県知多郡武豊町小迎34
0569-72-0058
【むさし】
愛知県知多郡武豊町小迎109
0569-72-1305
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最後に・・・
寺内の各所に飾られている絵画や彫刻といった芸術性の高い作品や、黄金色に輝く水屋観音像、手造りの大師像、そして色鮮やかな大師像にモダンな本堂・・・など、住職のセンスが至るところで光り輝いていました。
以上【知多四国23番蓮花院の由来・見どころ・回り方(住職お手製の大師像など)】でした。